勝った単勝1.5倍のダントツ人気。ところが二着、三着は10番人気と12番人気。こういうレースは難しいというより買いずらい。4角通過が勝ち馬から、順番に4-1-2-3差し馬の出番は全くなしの展開。後ろから来れなかった面々は致し方なしだけど、典型的な前残り競馬になった。アウスバールには手が出せても、3着のリカンカブ-ルにはさすがに手が伸びない。馬券選択を馬連にして紐穴狙いが選択しては良かったのかもしれないが、3連携馬券では当てにくい結果になったと思う。
上位五頭は一番人気が二着に負けたが、人気順に2-1-3-4-5-6番人気と入線した。勝ちに行ったコスモキュランダはアーバンシックに目標にされてきっちりと差されてしまった。ほぼほぼ実力通りに決まったので、次走以降どんな勢力図になるか興味深い。13-9-9-9の位置取りから5着に押し上げたスティンガーグラスは見所ありのレースで名手武豊の騎乗が光った。
レガレイラは牝馬で皐月賞6着、ダービー5着の実績から牝馬同士なら格上と位置付けられて一番人気、鞍上がルメールとくれば着は外さないと思ってしまうのが競馬の難しさ。上位三頭の位置取りは四角で6,2,1勝ったクインズウオークは上がり33.15秒、レガレイラは15番手から上がり最速の33.1秒で5着、余りにも位置取りが後ろ過ぎた。出だしも悪かったのだろうけど、進んで行かなかったのかもしれない。さすがにこの位置取りは厳しい。これ一線で見限るような素材ではないので、次走に大いに注目だ。
勝ったトウシンマカオが17番枠、二着のママコチャが大外の18番枠、三着がモズメイメイで1番枠、4着が二番枠のアネゴハダ。A コース5週目に入り、外枠勢の差しは警戒だが、内枠二頭が上位に来るのは読みずらい結果になった。テンハッピーローズは大負けもせず勝ち馬から0.5秒差の7着、海外遠征前の始動としては上出来だったのかもしれない。勝ったトウシンマカオは上がり33.1秒で見事に差し切った。中京は意外と外差しが決まる競馬場でもあるので、ママコチャを警戒していたが、57キロは如何にも背負わされ苦戦かと思ったが、激走だった。
忘れたころに走るのは穴馬の特徴だけど、着順は悪いけど相手関係やレースグレードも考えないといけない。シンリョクカはデビュー二走目のジュベナイルフィリーズのG1~全てグレードレースを走って来ていて大負けはしていない。福嶋牝馬Sは分だったけど、アクシデントも乗り越えて勝利に結びつけた。どうもこういう馬は盲点になりやすいが、狙いにくいのも確かなので、三連系でなく、決め打ちの馬連や馬単で狙うのが狙いとしては良いように思う。これで次のローティションがどうなるか興味深い。