オーベルニュが太目残りで勝ち切れなかったことを除けば。実力通りの結果に終わって、順当な一戦だった。先のある馬、フェブラリーSを目標にしている馬はさすがに目いっぱいの仕上げにはならなかっただろう。特筆すべきは上がり最速で差し込んだカデナだろう。芝専門からダートでも走れる特性が分かった。次走のローティションははっきりしないけど穴候補としては魅力的な存在になってきた。
先行した三頭がびりから3頭になっているので、競馬は前つぶれの結果になった。勝ったキングオブコージは出遅れで、仕方ない位置取り。アサマノイタズラはセントライトを勝った舞台で距離特性とコースが合っていたので好走条件はそろっていた。この手の追い込み馬は条件さえうまくはまれば飛んでくる。正に今回はその番だったけど、馬券にならない4着だった。思い切ったイン突きをした、横山武史騎手は見事な判断だった。勝ったキングオブコージは横山典弘騎手が持ち味発揮させて快勝だったが、出遅れての結果だから、これは強い。