指輪物語 旅の仲間 作:J.R.R.トールキン
最近、名作長編シリーズに手をつけているわけですが
もうかれこれ10年くらい、読もうかどうしようかと
悩んで先送りにしていたシリーズであります
と、ちょっと気になって映画の初出を見てみたら2001年とかあるから
17年とか経ってるのか…、なんたることだ…
さて、それはさておいて、超有名、古典といっても差し支えない
ファンタジー小説の金字塔であります
読み出して、初めて知ったのでありますが、これには
前身の物語があって、ホビットの冒険というそうで
それを受けてからの指輪物語なんだそうだ
そうか、真ん中だけくりぬいて読むというのは
どうも居心地が悪いけども仕方ないなと
前置きはさておきであります
全部読んでからのレビウにすると半年後とかになりそうだと
えらい進みが遅いのでありますけども
童話とは異なる調子ながら、丁寧に異界とはどういうものか描写細かくされていて、、
今現在、そこそこに漫画やファンタジー小説を知っているから
簡単に思い浮かべられる、エルフ、ドワーフ、ゴブリン、オークといった
様々な異形たち、その世界観をなんとなし知っているから
読んでいても、比較的すらすら読めると思うんだが
それにしても、なかなか骨が折れるというか
割と読むのに難儀しているのであります
何がというと、ひょっとするとそもそもの文体が古いのかもしれないと
物語の進み方に感じるところもあるのですが、
オペラやミュージカルとは異なるけども、
台詞が詩になっていて、それを解していたりだとか、
なんとも不思議な語りなのであります
内容は、旅の仲間が集まり、そして別れをいくつも描くといった感じで、
正直なところ、最初の冒険に出るまでのくだりが随分長いので、
前半がちっとも進まなかったのでありますが、
ゴールドベリや、ボンバディルといった不思議きわまりない人との出会いなんかが
面白いといえば面白いんだが、どういう話なのか
どうもうまく頭に描ききれないまま進んでしまったので
そのあたりは合わなかったというか、
自分の記憶にある映画版と照らし合わせてじゃないと
うまく物語を消化できないように感じたのでありました
ファンタジーは、なれた人じゃないと難しいというのは
こういうことなんだろうかなんて思うのである
さておいて、そこを済んでしまえば、エルフと出会いというあたりから
わけもなく面白く感じてきまして、
特にこのエルフとの出会い、エルフそのものの描写が秀逸きわまりないというか
まさに夢の国であるなと読んでいて感激したのでありました
高位の存在というものを描いていて、それを感じている
あるいは読み手も感じるというのは、感受性の問題とも考えられるけども
非常に楽しいものでありまして
大変面白く読めたのでありました
裂け谷なる場所もよかったんだが、幻の秘境といっても相違ない
エルフの国であるロスロリアンの描写が本当にもう
たまらんのでありました
そこまでの冒険が苦難であったこともあってか、
オアシスのように現れたこの国での平穏が、読み手にもしみこむようで
そして、ここでのエルフの描写がまた美しくて
大変面白く読めたと思うのでありました
冒険としても、ロスロリアンに到着する前に、
かつてのドワーフの炭鉱町を進むあたりとかが
非常に冒険劇として面白くて、わくわくしながら読めるのであります
続いて二つの塔に入っていくわけでありますが
まずは、仲間たちの描写のよさ、
特にサムの忠義と、アラゴルンのかっこよさ、ボロミアの弱さ
このあたりの人間臭いところが見事だなと感激しつつ
一番は、何も力をもたないホビットであるフロドの勇気、
この勇気というものが
一番大切だと唄う小説として、大いに感激したのでありました
面白いのである
最近、名作長編シリーズに手をつけているわけですが
もうかれこれ10年くらい、読もうかどうしようかと
悩んで先送りにしていたシリーズであります
と、ちょっと気になって映画の初出を見てみたら2001年とかあるから
17年とか経ってるのか…、なんたることだ…
さて、それはさておいて、超有名、古典といっても差し支えない
ファンタジー小説の金字塔であります
読み出して、初めて知ったのでありますが、これには
前身の物語があって、ホビットの冒険というそうで
それを受けてからの指輪物語なんだそうだ
そうか、真ん中だけくりぬいて読むというのは
どうも居心地が悪いけども仕方ないなと
前置きはさておきであります
全部読んでからのレビウにすると半年後とかになりそうだと
えらい進みが遅いのでありますけども
童話とは異なる調子ながら、丁寧に異界とはどういうものか描写細かくされていて、、
今現在、そこそこに漫画やファンタジー小説を知っているから
簡単に思い浮かべられる、エルフ、ドワーフ、ゴブリン、オークといった
様々な異形たち、その世界観をなんとなし知っているから
読んでいても、比較的すらすら読めると思うんだが
それにしても、なかなか骨が折れるというか
割と読むのに難儀しているのであります
何がというと、ひょっとするとそもそもの文体が古いのかもしれないと
物語の進み方に感じるところもあるのですが、
オペラやミュージカルとは異なるけども、
台詞が詩になっていて、それを解していたりだとか、
なんとも不思議な語りなのであります
内容は、旅の仲間が集まり、そして別れをいくつも描くといった感じで、
正直なところ、最初の冒険に出るまでのくだりが随分長いので、
前半がちっとも進まなかったのでありますが、
ゴールドベリや、ボンバディルといった不思議きわまりない人との出会いなんかが
面白いといえば面白いんだが、どういう話なのか
どうもうまく頭に描ききれないまま進んでしまったので
そのあたりは合わなかったというか、
自分の記憶にある映画版と照らし合わせてじゃないと
うまく物語を消化できないように感じたのでありました
ファンタジーは、なれた人じゃないと難しいというのは
こういうことなんだろうかなんて思うのである
さておいて、そこを済んでしまえば、エルフと出会いというあたりから
わけもなく面白く感じてきまして、
特にこのエルフとの出会い、エルフそのものの描写が秀逸きわまりないというか
まさに夢の国であるなと読んでいて感激したのでありました
高位の存在というものを描いていて、それを感じている
あるいは読み手も感じるというのは、感受性の問題とも考えられるけども
非常に楽しいものでありまして
大変面白く読めたのでありました
裂け谷なる場所もよかったんだが、幻の秘境といっても相違ない
エルフの国であるロスロリアンの描写が本当にもう
たまらんのでありました
そこまでの冒険が苦難であったこともあってか、
オアシスのように現れたこの国での平穏が、読み手にもしみこむようで
そして、ここでのエルフの描写がまた美しくて
大変面白く読めたと思うのでありました
冒険としても、ロスロリアンに到着する前に、
かつてのドワーフの炭鉱町を進むあたりとかが
非常に冒険劇として面白くて、わくわくしながら読めるのであります
続いて二つの塔に入っていくわけでありますが
まずは、仲間たちの描写のよさ、
特にサムの忠義と、アラゴルンのかっこよさ、ボロミアの弱さ
このあたりの人間臭いところが見事だなと感激しつつ
一番は、何も力をもたないホビットであるフロドの勇気、
この勇気というものが
一番大切だと唄う小説として、大いに感激したのでありました
面白いのである