CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

NHKスペシャル 人工知能 天使か悪魔か 2017

2017-06-28 21:43:33 | ドラマ映画テレビ感想
前回のも楽しかったけども、
さらに続きがという感じでわくわくしながら見守ったのでありましたが
今回も将棋に絡めつつ、羽生先生が語りながらの
非常に面白い番組でありました
将棋とAIという、いわゆる電王戦の話の側面と、
AIを使った実業の話の二つの面があったわけで、
このどちらもが凄く面白かったので
今回も、満点の満足だったのでありました

まずは将棋方面について、
名人が負けたというのは衝撃というか、
やっぱりなぁという感じだったので、
見ていたときはあんまり感じなかったのでありますが、
今回みたいにまとめてもらったり、
実際の棋譜に関する反省というか、狙いとかの説明を受けると
なるほどなぁというか、やっぱり名人は凄いなぁと
思わされたのでありました
ただ、そんなのは無理筋だなと、冷静に咎めたのがポナンザだったので
まぁ、こればっかりはもう仕方ないのだと
思うわけであります

以前に友人と話をして、AIを使ってもっと面白くなるだろうといわれたんだが、
個人的には、81マスを使ったゲームなんだから、遅かれ早かれ
全パターンが網羅されてしまって、ゲームが本当の意味で終わるんだろうと
わかってしまうからこそ、AIに解かせるんじゃなくて
人間がこつこつ考えて、棋譜を作ってくというのが
楽しいと思っていたりしたわけでありますが、
もう、そういうこともいってられないことになったのだと
改めて思い知ったわけであります
とはいえ、今回ので、将棋からほぼ撤退みたいな感じになっているので
若干将棋の解明が緩やかになるだろうから、
今を生きている私としては、将棋が明かされる瞬間を
楽しみに待ちながら生きていけるかもやもとか
わけのわからんことを思ったのであるが、これは余談

羽生先生も言っていた通り、将棋指しが捨てている駒に
可能性が生まれるという内容が面白い、
そういうものだよなと思わされたわけでありますけども、
救いというと偉そうながら、
ポナンザとやったことで、棋風に若干の変化が見られたらしい
名人の指しまわしが、なんともかっこいいと感じたのでありました
囲碁のときにも同じことを言われていたけども、
名人が、より強い人に教えてもらって強くなると
そういうことなんだなぁと思えば、なんというかな
やっぱり凄いよいことなのかもしれない、AIという先生の存在わ

さて、一方で実業のほうもなかなか衝撃的でありました
タクシーの話は正直、ビックデータを使った亜流だろうと
ちゃんと理解もしていないのに、思ったわけでありますが、
AIに政治をやらせようという試みがある、
それがちょっとだけ進んでいるようにも見えるというのが
なかなか衝撃的でありました
さらにいえば、裁判の結果に使われているという事実は
それでいいんじゃないと思ったりもするんだが、
そもそも公平とはなんだということに
早い段階で気付いてしまうというか、
人間という矛盾を克服できるのか、現在優位にたっている人間集団が
より利するようになるだけじゃないのかとか
不安が不安がという感じでたまんないんだけども
なんとも、凄い時代だなと感じたのでありました

政治も、一瞬凄いよいのかなと思ったりしたんだが
人間の歴史を学ばせた場合、それはより大きな間違いを生む何かを
凄い勢いで生み出すだけじゃないかと
人間自身を信頼できないのにというお話になったり
なんだか、哲学めいてきて楽しそうだなと
とりあえず人事のように考えて見たりしたのでありました

好奇心を随分くすぐられて、凄いよい番組だったと
個人的に興奮とともに満足を得たのでありました