CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【アニメ】3月のライオン

2017-03-27 20:45:15 | ドラマ映画テレビ感想
ずっと前から楽しみにしていた放送でありました
見終わって、いや、見続けていて思ったんだが

本当にまぁ、ここまで丁寧に完璧になぞって作らなくてもいいんじゃないか

そう思ったわけで、「原作が動いている」といったらいいのか、
漫画を動画で読みきかせてもらっているというのか、
なんだろう、これはこれで見たかったそれなので
まったく不満はないんだが、あまりにも忠実なつくりに
ちょっと驚いたのであります
そもそも、序盤の話忘れてたし、なかなか楽しかったわけだけども
原作知っていると、漫画読んだし見なくていいかもとちょっとだけ思ったのである

NHKもどこまで力を入れるつもりかしらと
どきどきしてましたが、
さらっと、次のシーズンは10月からと約束してくれて、
まぁ、話としてもえらい中途半端なところで終わったしなぁと
原作ファン以外には、まったくウケてないんじゃないかと
不安で仕方ない内容ではありましたけども
おおむね楽しんで見られたのであります
ファンだけが見るというのも一つそれでいいんじゃないかと
思いたい、あとは、夕方枠での再放送で
もうちょっと流行してくれると嬉しいんだが
どうかな、暗いからなぁ
というか、改めて見て思ったけど、暗い漫画だなぁ面白いのに

さて、何が見たかったかといえば、
香子とのいざこざでありまして、
もう正直、このあたりのずぶずぶ加減が思った以上に
ほどよく醸されていたので、大満足だったわけであります
ヲタク冥利につきるといってもよい
あの妖艶というか、はまったら駄目な女感と、
その周縁の空気というのが、まぁ本当にもう
女性作家の作るああいう女は最高にいいな、物語の中だけならと、
つくづく思い知らされたのでありました

声がついた香子が見られた
というか、香子のなじる声が聞けたという
それが一番の功績であろうと
勝手に思ったりしていたのでありますが、
それ以外にも思った以上に、島田八段の声がしっくりで、
なんというかぐっときていたのでありました
特に、原作でも屈指のシーンといっていい、
零がなめてかかったあげく、コテンパンにやられるところなんかが、
素晴らしい声音で聞かせてもらえて、
これもまた耳によろしい体験であったと思うのでありました

にゃー将棋推しとか、謎の展開も見られたものの
凄い丁寧に、きっちり作られていて、
しかも続編も万全という感じっぽいので
まずはここまでの分を満足として
10月を待ち遠しく過ごすというのが正解だろうかなんて
思ったりなんだったり、とても楽しかったと
包み隠さずメモっておくのである

ただ、この忠実度で今後の重苦しい展開も綺麗丁寧にやられると
それはそれで将棋嫌いが増えるんじゃないかと
危機感を覚えたりもするんだが、それはそれで見たいという
怖いもの見たさに負けてしまいそうなのである