CLASS3103 三十三組

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柳生十兵衛七番勝負 島原の乱 第2話

2006-04-18 08:59:33 | ドラマ映画テレビ感想
放映中にこれを見られるよう産んでくれて両親ありがとー

そんなことを考えてしまうくらい
このドラマに出会ったことを喜んでやまないこのごろであります
NHK木曜時代劇 柳生十兵衛七番勝負 島原の乱
タイトル長いなぁと思いつつも
ステキすぎるこのごろ
第2話にして、おそらく番組史上最高の殺陣が披露されたんじゃねぇかしら

鈴鹿真太郎がバテレンだとか
お家取り潰しの話とか
いかにもな話もたくさんあるんだが
正直、この番組にとって、それは枝葉でありましょう
あくまで一般的でもいい、奇をてらわなくていい
しっかりとした物語に、最高の殺陣で味付けをしてほしい
そういう具合に、見事答えてもらったような
すげぇ面白い戦いでありました

まず、些細なところからは
又右エ門との遭遇、夜の屋敷で
十兵衛と二人、刃をあわせるところは
暗がりで、ギラリギラリの抜き合わせ
そして、ジャリジャリ感が伝わりすぎる、すばらしい鍔迫り合い
むちゃくちゃ力の入る競り合いは
鬼気迫るものがありました、というか又右エ門がすげぇ
鬼になったと先週言ってたのがマジだよこの人という
すげぇ気迫と、まるで性格を違えてしまったような
悪者顔への変遷がステキステキ
この又右エ門の鍵屋の辻をちょっと見たかったと
ほとほと残念に思うところ

もっとも、ここは簡単な鞘当に近い
軽い殺陣でありましたのでさらりと流して

やはり、本番の鈴鹿真太郎戦が白熱でありました
どっかで見たことあるな、秘剣馬の骨の人か?と
わたくし思ったりしておりましたが、あれはひょっとすると
秋山大二郎ではないか?と、錯乱してしまうくらい
すげぇかっこいい殺陣でありました
興奮でもう、あーた、鼻血が、3ガロンぐらい(死ぬて)

殺陣への入り方は、前作のぐっさん時と同じような感じで
ひょっとするとそれはふまえられたものなのかもしれませんが
あの時よりも、さらに悲壮感というか
背負うものが増えた具合で、かっこよかった
鈴鹿の抜き身の落ち着きと、怒りに身を奮わせる様
信じた味方を斬ったのち
キリシタンがゆえに、腹を切れぬという悲壮まで
凄いかっこよかったのであります

殺陣については、申し分なくて
連続突きの鋭さと
刀をかつぐような、あの独特の構えが
おいおい、かっこよすぎんじゃねぇーの
また鼻血が4ガロン(もういい)
構えと足運びがとてつもなくかっこいい
これは今までも思ってましたが、今回は
前回に引き続いて、敵役の殺陣がすばらしいからもう
腰を落として二人のうなるような殺陣
早い、鋭い、強い
見ていて、もう、ずっと、おおぅうぉぅぅぅううぉおおおとか
俺、どこか悪いんじゃないかと思うほど
唸り声が止まらなかったのでありますが

なんといっても、やはり最後の部分
機先を制した感じで
鈴鹿が十兵衛の刀をおさえこむ
十兵衛の刀が下、鈴鹿の刀が上、そして
鈴鹿の片手が十兵衛の切っ先を下へと抑えこんでいる
十兵衛は弾き返そうと下から上へと向かう方向へ力を
鈴鹿がじりじり、それでいて寄る、刹那
ジャギィっ!
音とともに、鈴鹿の刀が十兵衛の刀の上を走って
十兵衛の鍔元に刃が食いこむっ
この一瞬の、うわっ、切られたっ!と
思わず自分の懐を探ってしまうくらいの凄さは近年見たことがない

さらに、ここで終わらず、いよいよ、鈴鹿万全の体となって
渾身の一撃を十兵衛の鍔元から振り抜くようにして
鍔元より、十兵衛の左半身に斬りかかる
すげぇ、ここで、ズバァッという効果音

場面は十兵衛正面で、背中を見せている鈴鹿
その正面の十兵衛が、二本を手に持ってフィニッシュモーション
決まった・・・・
静寂のあと、どさりと倒れる具合の鈴鹿
かっこよすぎる、また、死に際の
え?今死んだの?みたいな、ぶつぶつ言いながら死ぬところとか
かっこよすぎたぜ鈴鹿真太郎

しかし、早くも十兵衛の二刀が見られるとは
夢にも思いませんでしたが
やっぱりあの二刀を広げた形のフィニッシュは
すげぇかっこいいなと、改めて惚れ直したのであります
今週は、商人が相手の様子なのであんまり凄い殺陣は
見られないかもしれませんが、今週のあれがあればいいかと
思ったりするほど秀逸でありました

しかし、話は普通でよいとか言いつつも
なにげに本筋も、また、役者の珍妙さもあわせて
面白くなっております
楽しみな番組です


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