アンと愛情 作:坂木司
和菓子のアンちゃんシリーズでありました
3冊目ということだけども、実は2冊目しか読んでないので
ちゃんと続き物として認識できていないんだが
そのあたりはおいといて、和菓子の様々な知識と
それにまつわるエピソードがまとまった、楽しいほんわか小説であります
和文化についての言及というか、
和菓子を通して、文化への気付きを得るといった感じで
せんべいのルーツだとか、着物のあれこれだとか、
金沢の美味しいもの探索だとか
そんなテーマの小編が集まっていて、大変楽しい
そしておいしそうな小説でありました
抹茶と和菓子の取り合わせは好きながら、
その知識はさっぱりないので、
ここで出てくる様々な意匠の和菓子が、どういう味なのか
そのあたりがわからないのに、とてつもなくおいしそうな
口で、まさに解けていく感覚の描写が素晴らしくて
美味しい和菓子を食べたいなぁと
しみじみ、抹茶ないし、ほうじ茶が欲しいと思わされるのでありました
物語では、相変わらず食べるの大好きで、
一生懸命という、非の打ち所のないヒロインというか
主人公であるアンちゃんが、知識を得たり、勉強したり、
時折失敗もするけど、ちゃんと成長していくといった姿を
優しいタッチで描いていまして、
その周りの人々の描写もあいまりつつ
ほんわか読めるのでありました
最終的には、別れも出てくるんだが
そこにいたる切ない感情やら、色々ごたまぜになっている感じは、
和菓子から離れて、ひとつの青春小説の体なのだけども
なんとなし、ほのぼの読んでいられる内容だと思うのであります
金沢いいなぁと、久しぶりに思わされた一冊でもありました
和菓子のアンちゃんシリーズでありました
3冊目ということだけども、実は2冊目しか読んでないので
ちゃんと続き物として認識できていないんだが
そのあたりはおいといて、和菓子の様々な知識と
それにまつわるエピソードがまとまった、楽しいほんわか小説であります
和文化についての言及というか、
和菓子を通して、文化への気付きを得るといった感じで
せんべいのルーツだとか、着物のあれこれだとか、
金沢の美味しいもの探索だとか
そんなテーマの小編が集まっていて、大変楽しい
そしておいしそうな小説でありました
抹茶と和菓子の取り合わせは好きながら、
その知識はさっぱりないので、
ここで出てくる様々な意匠の和菓子が、どういう味なのか
そのあたりがわからないのに、とてつもなくおいしそうな
口で、まさに解けていく感覚の描写が素晴らしくて
美味しい和菓子を食べたいなぁと
しみじみ、抹茶ないし、ほうじ茶が欲しいと思わされるのでありました
物語では、相変わらず食べるの大好きで、
一生懸命という、非の打ち所のないヒロインというか
主人公であるアンちゃんが、知識を得たり、勉強したり、
時折失敗もするけど、ちゃんと成長していくといった姿を
優しいタッチで描いていまして、
その周りの人々の描写もあいまりつつ
ほんわか読めるのでありました
最終的には、別れも出てくるんだが
そこにいたる切ない感情やら、色々ごたまぜになっている感じは、
和菓子から離れて、ひとつの青春小説の体なのだけども
なんとなし、ほのぼの読んでいられる内容だと思うのであります
金沢いいなぁと、久しぶりに思わされた一冊でもありました