CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】スタンフォード式人生を変える運動の科学

2020-12-26 21:12:49 | 読書感想文とか読み物レビウー
スタンフォード式人生を変える運動の科学  著:ケリー・マクゴニガル

ちゃんとタイトルを読んでから読むべきだった、
なんとなく、スタンフォード式の新しい運動の方法論が載ってると
楽しみにして読んだんだが、実際はそうではなく
運動の効能のほうについて、科学的に書いた本でありました

ウルトラマラソンとかしたら、凄いいい気分になった

みたいな話が山ほど載っていて、
それぞれに科学的な根拠の解説がついているという感じで
あー、なるほどねと思いながら読むんだが
正直、一冊まるごとそればっかりは必要なくて
できれば、運動方法の科学めいたものとか
そういうのを読みたかったと思ってしまった

とはいえ、人間が運動を通じて何を感じているか
あるいは、そこから何を導き出していくのか
そういう様々なこと、一種のメタファーとして
人生の難関を運動経験から越えていこうというのが
面白いところでありました
実際、散歩は様々なことに効能があるし鬱病が遠ざかると
聞いていた話が、この本でかなり詳しく書かれていて
これがよかったのでありました
やっぱり、運動は正義である
まず歩こう

ただ、歩くよりも、自分を追い込んでいくメソッドのほうが
より感激とかが大きい様子でありまして、
絶対無理と思っていたことに挑戦し続けていくと
なんか、或る瞬間から、唐突に号泣してしまうような
大いなるものとの一体感という
宗教儀式とか、体験みたいなことになってしまうそうで
それはそれで、凄い経験してみたいと
思わされる内容ばかりでありました
ちょっと、薬がキマってしまっているのと
同じくらいのパンチがきいた経験になるらしいんだが
とりあえず、今までそんなことないというのは、
そこまで追い込んだ運動をしていないからかしらね

習慣化するのに、おおよそ6週間かかるというのは
結構長いようにも思ったりしたんだが、
ここ一年くらい、続けている筋トレが
ここに書かれていたくらい楽しいかといわれると
そんなことないし、どうも持久力を試す系じゃないとダメらしいので
やっぱり、歩く、できれば、走るを習慣化するのが
一番よさそうであるなと思わされたのでありました

最もよいのが、自然の中でという原初に返るようなそれだそうで
トレイルが一番よいというのは、一時期山歩きしていたころに
感じていたところなので、なるほどとも思うんだが
チーム化であったり、様々なことを運動を通して培うというのが
人間が、人間として生きてきた証でもあるんだそうで
なるほどと思ったりもするし
面白いと感じたのでありましたとさ