紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人 作:歌田 年
これはタイトル間違ってないか?
模型師の事件ファイルのほうが正しくないか?
そんな風に思ったりもしたんだけども、
殺人事件が関わる物語なのに、凄く読後感もよくて、
いい小説でありました、楽しんだ
圧倒的大団円、そうなるだろうと思ってたけども、
本当に綺麗にそうなって、凄くよかった
心傷んでいる社会人には、安らぎすら覚えるような結末だった(言いすぎ)
紙鑑定士という怪しげな素性の男が、
実際は紙屋さんをやっているんだけども、紙を売るという不思議な世界で、
当然斜陽だから大変な最中、副業めいて
ひょんなことから探偵業をやらされて、やってみたら見事によかったと
そんなお話でありました
もっとも、解決したのはこの紙屋ではなく、模型屋、いやモデラーのほうなんだが
まぁ、なんにせよ読んでいて面白かったのでよいのである
紙屋さんとは、仕事上出会うことがあるので、
出てくるキャラクタの職業病めいたところが、どっか親近感というか
ああ、そういう感じの人いるわ、実際に紙鑑定士見たことあるわと
そんな感じになって読めたのでありますが、
正直、紙がどうしたの部分は本当に枝葉にすぎず、
もっぱら、事件は模型から解決というか、糸口が見つけられていくというのが
斬新というか、タイトル間違ってんじゃねぇかという物語
推理が、正しいか突拍子もないかはさておいて、
読んでて、つっかえることがない、スムーズにそういうものかと
ついつい先を読みたくなるような見事な物語運びで、
あれよあれよと、嫌な予感が膨らんでいくのも
なかなか面白く、あっという間に読み終えてしまった
とっかかりの事件は、特に殺人とか出てくる内容ではなかったけども、
本題の事件でがっつりと、なかなか陰惨な出来事がいくつも出てきて
ショッキングな展開になって、目が離せない
正直素人が探偵の真似事をして、ここまでやってはまずいだろうと
そう思いつつも、やってしまいたくなるというか、
やってしまうなぁという、変な親近感もあって
あれよあれよと物語に引き込まれたのでありました
事件の解決は無事終わるのだけども、
その後のエピローグがまた、さらっと爽やかで、
終わってから、しばらく余韻というか、いい気分で過ごせる物語になってたのが
凄いよかったとおもうところ
難しく考えすぎず、さらっとよい感じで終わる
これがいいなと、つくづく思い知った次第でありました
タイトルと絡めてのこだわりと思われるけども、
本の装丁というか、つくりがかなり凝っていて
無駄に、印紙を折ごとに変えて作成しているとか、
まぁ本当に、出版と紙屋と版元とが悪乗りしたとしか思えないつくりが
しょーもないけど、ちょっと面白かったのでありました
一冊の本に8種類も紙使い分けて、しかもそれぞれ重さも違うとか
出版社の人とかの感想が聞きたいと思ってしまった
もはや作品と別のところなんだが、気になる
これはタイトル間違ってないか?
模型師の事件ファイルのほうが正しくないか?
そんな風に思ったりもしたんだけども、
殺人事件が関わる物語なのに、凄く読後感もよくて、
いい小説でありました、楽しんだ
圧倒的大団円、そうなるだろうと思ってたけども、
本当に綺麗にそうなって、凄くよかった
心傷んでいる社会人には、安らぎすら覚えるような結末だった(言いすぎ)
紙鑑定士という怪しげな素性の男が、
実際は紙屋さんをやっているんだけども、紙を売るという不思議な世界で、
当然斜陽だから大変な最中、副業めいて
ひょんなことから探偵業をやらされて、やってみたら見事によかったと
そんなお話でありました
もっとも、解決したのはこの紙屋ではなく、模型屋、いやモデラーのほうなんだが
まぁ、なんにせよ読んでいて面白かったのでよいのである
紙屋さんとは、仕事上出会うことがあるので、
出てくるキャラクタの職業病めいたところが、どっか親近感というか
ああ、そういう感じの人いるわ、実際に紙鑑定士見たことあるわと
そんな感じになって読めたのでありますが、
正直、紙がどうしたの部分は本当に枝葉にすぎず、
もっぱら、事件は模型から解決というか、糸口が見つけられていくというのが
斬新というか、タイトル間違ってんじゃねぇかという物語
推理が、正しいか突拍子もないかはさておいて、
読んでて、つっかえることがない、スムーズにそういうものかと
ついつい先を読みたくなるような見事な物語運びで、
あれよあれよと、嫌な予感が膨らんでいくのも
なかなか面白く、あっという間に読み終えてしまった
とっかかりの事件は、特に殺人とか出てくる内容ではなかったけども、
本題の事件でがっつりと、なかなか陰惨な出来事がいくつも出てきて
ショッキングな展開になって、目が離せない
正直素人が探偵の真似事をして、ここまでやってはまずいだろうと
そう思いつつも、やってしまいたくなるというか、
やってしまうなぁという、変な親近感もあって
あれよあれよと物語に引き込まれたのでありました
事件の解決は無事終わるのだけども、
その後のエピローグがまた、さらっと爽やかで、
終わってから、しばらく余韻というか、いい気分で過ごせる物語になってたのが
凄いよかったとおもうところ
難しく考えすぎず、さらっとよい感じで終わる
これがいいなと、つくづく思い知った次第でありました
タイトルと絡めてのこだわりと思われるけども、
本の装丁というか、つくりがかなり凝っていて
無駄に、印紙を折ごとに変えて作成しているとか、
まぁ本当に、出版と紙屋と版元とが悪乗りしたとしか思えないつくりが
しょーもないけど、ちょっと面白かったのでありました
一冊の本に8種類も紙使い分けて、しかもそれぞれ重さも違うとか
出版社の人とかの感想が聞きたいと思ってしまった
もはや作品と別のところなんだが、気になる