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ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ドローバーの付いたオルガンが欲しい、って思ったは、勿論C3を知ってしまったから。

憧れのハモンドオルガンには、必ず、ドローバーがありました。

 

ドローバーってのは、

こういう風に、鍵盤の上についている(時には横だったりもしますが)、引き出し式のバー(棒ですから、ドローボー、でもいい。・・・いや、よくない(笑))のことです。

海月の改造前の写真ですが、C3には上下鍵盤にそれぞれ2セットずつ用意されておりますので、なんだかとっても壮観です。

でも、仕組みを理解してしまえば、なんら難しいものではありません。

パイプオルガンのパイプのようなものが中にあって(パイプじゃなくて、トーンホイールっていうんですけど)、どのパイプ(トーンホイール)の音を、どうやって混ぜて、どれだけの音量で鳴らすかを決める、ミキサーのようなものだと思っていただければ大丈夫です

 

・・・うーん、まったく知識のない方には、これでも難しいかなー

 

ドローバーの機能的な詳しい説明は、下記をご参照いただくとしまして、

http://www.hammond.jp/hammond/newb-3/Drawbar/

とにかく、高校~大学の頃は、何度かドローバーの夢を見たことが本当にあるくらい(笑)、ドローバー付きのオルガンに憧れたのです。

初めて手に入れたのは、確か20歳の時。コルグのCX-3(旧型)でした。

ひゃあ、懐かしい

 

僕が教えに行っているがっこーには、グランドピアノもありますし、デジタルピアノも数種類の機種が用意されてますし、デジタルシンセも何台もあります。

ソフトウェアシンセの入ったパソコンもあります。

これだけあれば、一般的には、なーんにも困らないのです。

 

・・・が

 

 

オルガンが、無い。

 

デジタルピアノにも、シンセにもオルガンの音は入っていますが、

 

ドローバー付きのオルガンが、無いのです。

 

学生たちに話しても、見たことがない子が多く、知識としては知っていても、どうも実感が沸かない様子。

勿論、どう使うのか、経験などありもせず

 

でもね、僕がよくオルガンの話をしていたり、そういう音を聴かせたり、

ましてや、僕のライブを見に来たり、キーボードマガジンに載っている海月の記事を(僕に)見(せられ)たり、

・・・と洗脳をしているうちに(笑)、

「ここは、音を自由に選んでいいよ」

という場面で、「じゃあ、オルガンがいいです」と、無意識にオルガンを選んでしまうような子が出てきちゃったりして、僕としては楽しいわけです

 

でも、肝心のオルガンが無い、となると。

 

・・・こりゃいかん

 

そこで、実は前から考えていたことを、これを機に実行に移すことにしたのです。

雲の上からとんでもないレスリーが降ってきた、この機にね

 

・・・僕のドローバー付きのオルガンを一台、がっこーに、寄付することにしたのです。

今日、お話をさせて頂いたら、「それは学生も喜びます。もし川村せんせーがよろしいのでしたら、がっこーとしては、願ってもないお話ですよ。」とのことだったのです。

 

 

ならば、善は急げ。

 

帰宅後、倉庫にクルマを走らせ、めぼしを付けていた一台、ハモンドXB-2を選びまして、記念に写真を撮って

家に持ち帰って、チェック&キレイに掃除をして、

 

一応、最後に一通り弾いてあげて

 

また箱に戻して、またクルマに積んで、さっき、配送業者に託してきたのです。

 

 

1セットですが、ちゃんとドローバーも付いてます

ドローバーを出し入れして出来た傷がありますね。

 

そして、

 

このXB-2とも、かつて沢山、一緒に旅をしました。

ボディには、僕も忘れていた、こんなステッカーがありました

「Keiko Blooming Tour 2000」

Globeのボーカリスト、Keikoちゃんのソロツアーのステッカーです。結構貴重かもですねー。

背面にはPool Bit Boys(浅倉大介さんプロデュースの男性2人組ユニットでした。僕、ライブでは約2年ほど、バンマスをやらせてもらってたんです。)、

あと、さらに遡って、かっつこと、高橋克〇くんのツアーでも3年ほど、ツアーで使っていました。箱には「高橋克典Key川村ケン私物」って書いてたガムテープが貼ってあります。

そして、その前には、ZIGGYさんのツアーでも。ってか、手に入れたのが、ZIGGYさんのツアーの為だったんです。こちらでも、ライブやレコーディングに2年ほど活躍してくれました。

僕がまだ、25歳とか、そんな頃です。

・・・懐かしすぎる(笑)。

 

 

でも、このXB-2には、これから18歳、19歳、20歳という、とっても若いミュージシャンたちの為に、

もうひと働き、してもらうことにしたのです。

 

寒い倉庫にいるよりも、賑やかな子どもたちの中に居させてあげたほうが、きっと彼も嬉しいんじゃないかな、と思うんです

 

もう、明後日には届くそうです

学生の喜ぶ顔が、見れるかな

 

 

楽しみー。

 

 

・・・オルガン沼に、引きずりりりこんでやるからなー(←悪魔先生(笑))。

 

ではー。



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