ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




「もしも日本の給食の食パンがもう少し美味しかったら、日本のパン食は、もっと飛躍的に普及したに違いない。」

 

・・・えー、僕の言葉です(笑)。

 

そうなんですよね。本当に、そう思うんです。

いや、子どもでしたしね、美味しかった。

空腹は最高の調味料。

なんなら、友だちの分まで貰って食べたことだって、一度や二度では無く・・・

 

と言いたいところですが、確かに友だちの分まで浅ましく食べたのは、揚げパンくらい。

まあ、揚げパンは皆んな好きですから、休んだ子(←かなり不運)の分を、数人で分け合うんですけどね。

 

で、メインでありましたのは、やはり食パン。

僕は小~中と9年間給食でしたが、初めてお米が出たのは、もうその最後の方。

大半の学校のシステムがまだまだ米食に対応してなかったはずですし、僕はその最後方ですら、結局、数ヶ月~半年に一度程度、カレーライスの日があった程度でした。

・・・それにしても、あれは凄かった。食べなれたお米が学校で出るだけで、あんなに上がるとは(笑)。

 

というくらい、食パンだったのですよ。給食の主食の8~9割が、食パン。

薄いのを二切れ。それと、紙に包まれた四角いマーガリン。

 

なんと言っても、決定的なのが、この食パンが焼いてないことが一つの重要なポイントだったと思うのです。

焼いてないパンにマーガリン・・・結局、高校生になったのを境に、それまでの主食の食べ方が(主食ったって、『学校での』、ね。ちょっと大げさに書きすぎだなー(笑))、

非常にレアな食べ方になってしまいました。もう、あれ以来、サンドイッチの時しか、やらないのですから。

 

せめて焼いてあれば・・・。

そう思わずにはいられません。

食パンはこんがりと焼いてこそ、その美味しさが10倍にも20倍にもなると思うのに。

・・・あ、僕はね

 

あ、もしかして、今はクラスにトースターがあったり?

・・・しないか。あ、ご飯が多いのか。ん、ちょっと身近に給食食べてる人がいないので、わからないなぁ。

給食事情の情報求む、です(←知ってどうするのか)。

 

 

そうそう、食パンって、山形のもの(上が丸くなってる)のと、真四角のがあるじゃないですか。

あれはまあ、言ってみればイギリスでの主流型とアメリカでの主流型の違いなんですが、僕たち日本の給食では、アメリカ型の四角い食パンが出てましたね。

 

まあこれは・・・戦争で負けたときに色々とあとを取り仕切ったのがアメリカだからじゃないかなーなんて思うのですが、どうなんでしょ。

果たしてGHQは、マッカーサーは、我々日本の子どもの食べる食パンの形や種類まで決めていたのかー

どうなんだろか。いつか調べてみましょうか。わかるのかな

 

でね、そのアメリカで売っている食パンが、実は日本のよりも小さいのだ、ということはご存知でしょうか。

ハンバーガーはもちろん、コーラでも、ステーキでも、なんでもかんでも大きいのが大好きなアメリカが、なぜか、食パンだけは日本のより小さい、という。

不思議ですねー

 

これね、実は昔の日本人のパンの食べ方に原因があるんだそうです。

 

元々は、明治の中頃に、イギリス人によって日本に初めて食パンがもたらされた頃は、

パンって、今とは違って、とっても珍しい舶来品で嗜好品だったわけです。

コーヒーやコーラとかだって、そうやって、最初は嗜好品として楽しまれて、やがて一般的に普及したのと一緒です。

 

で、その頃の日本人は、この当時、高級品だったパンの耳(=crust クラスト)は食べずに捨て(贅沢だー)、

中の白い部分(=crumb クラム)だけを食べてたんだそうです。

 

「ふわふわして美味しいね」

 

って。

とにかく当時の日本人は、このふわふわが大好きで、フランスパンなどのカリカリパンは、あまり好まなかったのだとか

ちなみに、僕はフランスパン大好きです。これなら、焼かないのを一本とか、全然食べちゃいます。ほんと、一番好きなのは、フランスパン。フランスパンばんざ(もうわかったよ)。

 

で、そんなわけで、一辺が10センチ程度の普通のアメリカと同じ食パンだと、食べるところが少ない。

そこで、「じゃあ、大きくしちゃえばいいんじゃん」と改良され、日本では、一辺が12~13センチ程度の今の食パンのサイズになった、ということなんですね

 

勿論、今、耳をいちいち落として食べてる人はいないでしょうけれども(これも、給食の影響だったりして)、

まだ、サンドイッチなどを作るときは耳を落としてるのが多いですよね。ほら、コンビニのサンドイッチなんて、みんなそうですよね。

これは、当時の日本人の嗜好の名残なんだそうですね

ちなみに、アメリカ人はサンドイッチでも耳ごと食べるのが一般的ということです。映画なんかでもよく見れますね。

 

で、僕は、パンは焼いたのが好きで、しかもカリカリしたのが好きだから、耳は落とさない。

ということで、写真のようなホットサンドになるわけであります。

 

バターとマヨネーズ、カラシを塗って、ハム、玉子焼き、ミニトマトのスライスを挟んで、牛乳と、

 

・・・筑前煮の残りと食べる(笑)。

 

いや、けっこういけますよ、ホットサンド&筑前煮

 

ではー。



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