ヒトラーが21世紀にタイムスリップしてよみがえり、モノマネ芸人として大スターに
なるという、ドイツで200万部のベストセラー小説を映画化です。フィクションにドキ
ュメンタリーを混在させた境界線ギリギリを行くブラックコメディでもありますが、ヒト
ラー役を演じるのは、舞台俳優オリバー・マスッチ。
期待して映画館へ行ったのですが、私的には見事肩すかしを喰いました。ドイツ映
画らしい味は随所にあるのですが、いま流行のタイムスリップになんとヒトラーまで
持ち出し、ユーモア不足で笑うに笑えない状況で、メリハリも不足です。好き嫌いは
あると思いますが、私はあまり好きではありません。