月曜は大映の思い出を書いていますが、退院しての再開は来週月曜からにさせていた
だき、今回は入院中に知らされ訃報について書かせてください。それは私とオセロゲー
ムの関わりです。
入院中に、オセロゲームを考案した長谷川五郎氏が、6月20日に逝去されたことを知
りました。
私は大映が倒産した後、玩具のツクダに8年間いたことがあります。ツクダはオセロゲー
ム、スライム、キャベツ人形、バービー人形、ルービック・キューブなどを発売していた会
社で、中でもオセロゲームは盤ゲームの定番商品として確固たる位置を築いていました。
会社は売れる商品なのであまり宣伝をしなかったのですが、私は売れている時こそ宣伝
をかけるべきと思っていたし、あまり宣伝をしようとしなかった会社に対し、不満を抱かれ
ていた長谷川五郎さんと私は意気投合しました。
私なりに考えて、福岡で地元テレビ局とタイアップし、オセロ子供選手権のテレビ放映を
実施、長谷川さんにとても喜んでもらった思い出もあります。ツクダを辞めて他の会社に
移ってからも今まで長谷川さんとの交誼が続いていて、昨年から毎年貰っていた年賀状が
こなく、不思議に思っていたのですが・・・残念な結果となりました。
中外製薬に居られた時にゲーム好きな長谷川さんが、牛乳ビンのフタを利用して作った
オセロゲームは、今では世界大会が開催されています。とても優しくて親切だった長谷川
さん、本当に長いお付き合いでしたが亡くなられてとても悲しいです。どうか安らかにお
眠りください。