私が骨折で入院する前に見た映画で、感想未アップ作品が2本ありまして、その一本
が「教授のおかしな妄想殺人」です。
ウッディ・アレン監督の最新作で、人生を見失い無気力に陥った哲学教授が巻き起こ
す人生の不条理を、独自の哲学で描いたコメディドラマです。
アレン監督と初タッグとなるホアキン・フェニックスが主人公を演じ、アレン監督の前作
「マジック・イン・ムーンライト」でもヒロインを演じたエマ・ストーンが、殺人妄想が渦巻
く哲学教授に、そうとは知らずに恋心を抱く教え子に扮しています。
ウッディ・アレン監督にして珍しく展開が一本調子で、メリハリが薄いと思います。もっ
と思わせぶりとか、ハラハラ感があってもいいのではないでしょうか。ラストも軽すぎま
すね。好きな監督だから、より辛口になったのかも知れません、お許し下さい。