映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「放課後ミッドナイターズ」

2012年09月05日 | 日記

   

     コンピュータグラフィックによるアニメ映画「放課後ミッドナイターズ」で初監
     督の竹清仁氏は福岡市在住ですし、原作なしのストーリーを低予算に悪戦
     苦闘しながら、多くの福岡市在住や出身者たちの協力を得て製作した、言
     うならば"メイドイン博多"映画です。
     予告編も面白かったし、私が期待して行った日は「博多への凱旋挨拶日」と
     いうことで監督以下の舞台挨拶がありました。

     真夜中の名門小学校を舞台に、単純で激情家だが実は怖がりな人体模型
     が巻き起こす大騒動を描いたオリジナル長編アニメーションです。

     長らく理科室に立ち続けているため天才的な科学知識が身についてしまった
     人体模型のキュンストレーキは、いたずらばかりする子どもたちが大嫌い。
     ある学校開放日、両親に連れられてやってきた幼稚園のいたずらっ子マコ、
     ミーコ、ムツコの3人組に好き勝手に落書きされたり、変に飾り立てられてし
     まったキュンストレーキは、仕返しをするため3人を真夜中の学校に招待する
     ことにします。
     怖いので来ないのでは思いながらも、相棒で心配性の骨格標本ゴスらととも
     に、3人を待ち受けるキュンストレーキでしたが。さあ大騒動の始まりです・・・。

     予告編はとても面白かったのですが、その場面は本編に出てきません。さら
     に舞台挨拶でアテレコ付きで紹介された短編も、良かったのですが本編とは
     無関係でした。
     博多っ子が集まって映画作りを敢行したことについては、その熱意は大いに
     買いますし、センサーを着けた人の動きをアニメに取り込む手法はよく出来て
     います。
     でも長編となると脚本も演出もダメです。お話は少しも怖くないし笑わせる場
     面も少ないです。
     またセリフに博多弁がどんどん出てきますが、その効果はどれだけあったの
     か疑問です。
     映画はお金を頂戴して初めて成立するものですが、この程度で正規の料金を
     頂くのは一寸無理ですね。
     ただ面白いセンスを持つ集団ですから、次作に改めて勝負をかけて欲しいの
     ですが・・・。
                     (8/31 T・ジョイ博多 7日目 13:00の回 76人)

  
  ↑T・ジョイ博多での舞台挨拶。右から二人目が竹清仁監督、左から二人目は田中浩正さん。


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