日本発の人気ゲーム「バイオハザード」の映画化シリーズ第5弾です。
ミラ・ジョボビッチ主演で、彼女の夫のポール・W・S・アンダーソン監督で
製作されています。
世界人口の大半をアンデッドに変えてしまったT-ウィルスを開発したアン
ブレラ社でした・・・。
アンブレラ社の空挺部隊との戦闘で海に落ち、意識を失ったアリス(ミラ・
ジョボビッチ)が目を覚ますと、そこはアンブレラ社の要塞のような巨大施
設の中だったのです。
最高機密が隠されたその施設で彼女は自分自身の謎めいた過去を知り
ます。
仲間の協力で施設を脱出した彼女は、人類滅亡の危機を招いた張本人
を探すため東京、ニューヨーク、ワシントンDC、モスクワと世界各国を舞台
にアンデットの戦いを繰り広げるうちに、さらなる驚くべき新事実を突き止
めるのでした・・・。
シリーズ第1作に登場したミシェル・ロドリゲス扮するアンブレラ社の特殊
部隊隊員レインや、シエンナ・ギロリーが演じる人気キャラクター、ジル・バ
レンタインらも再登場しますし、前作に続いて歌手の中島美嘉も出演してい
ます。
相変らずミラ・ジョボビッチは華麗で派手なアクションを見せてくれますが、
第5作ともなると話のネタが果てた感じで面白さが低下しています。
それにシリーズ物であっても、1本1本見が読切り小説のようによく判り面
白くなければならないのですが、この作品はシリーズを初めて見る客には
判り辛いところがあり不親切です。
中島美嘉も日本映画だったら絶対に出ないような役で、彼女のためにプラ
ス点は皆無です。
シリーズ全作もそうだし、最近のハリウッド電気紙芝居的な作品の中でも
一番下のランク付けしか出来ません。
( 9/14 TOHOシネマズ天神 先行公開日 14:20の回 47人)