勝地(かつち)ブログ

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NO.1663 浄化槽シンポ

2013年11月08日 22時49分39秒 | Weblog
今日も「かつちブログ」にアクセスいただき、ありがとうございます。


朝来市議会事務局に9時着。能見議長さんに当選のお祝いを申し上げ、若干の広域事務組合議会運営の意見調整。
その後、神戸へ。昨日通った往復道を一晩あけてまた行き来することに。

神戸・県民会館前通路は、絵画の青空展覧会? みたいな様相でした。


県庁近くのラッセーホールでの「浄化槽シンポジウム」に出席。主催は、一般社団法人兵庫県水質保全センター(生活排水対策促進協議会)。文書案内いただき、日程も都合着くので出席報告しただけですが、来賓ということになっていて紹介までされました。

シンポジウムの中身は濃いものでした。要するに、人口減少時代に突入していくなかで現状の公共下水道処理施設や管路の維持管理が老朽化と相俟って難しくなるということ。そして今後は人口減少集落においては各家庭ごとに処理する「合併処理浄化槽」に切り替えていくことが、小規模自治体のとる手法だという方向性を示していました。
30年後の人口減少推測や、その間の維持管理費、そして整備費借金返済を予測してみると、一定うなずけます。大型処理施設で過剰な投資をするのでなく、安価で整備でき処理能力も遜色ない合併処理浄化槽の整備に切り替えていく選択が少子高齢化の進む自治体のとる道だと。20年以上の長期にわたって建設時の借金を返済していく今のやり方は、発言権の無い将来世代に債務を抱えさせることを意味します。


今までの手法を覆して実践してきたのが京都府綾部市。限界集落といわれてきた村が存続していくヒントは、村コミュニティが残っていること、何らかの形で都市交流をしていること、特産物の開発生産の意欲があること、何が何でもやろうというリーダーがいること、そして空き家であっても水洗トイレが整備されていること。これがクリアできれば「里山資源主義」という田舎暮らしをしたい人が集まってくると、元綾部市長 四方八州男氏は力説されました。現場を体験した声は説得力があります。



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