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現在、ふれあいネットの有線放送でお知らせしています南但地域ごみ収集・運搬業務の広域化のことですが、それは4月から養父市と朝来市で共同して収集運搬及び処分を統一化して行いスケールメリットで効率化を図ろうというものです。
現時点で案として考えられている内容の概要は以下ですが、今後開かれる南但広域行政事務組合議会での議決が必要です。
しかし統一化の準備としての手続きは進んでおり、両市の12月定例議会では「南但広域行政事務組合規約の一部を改正する規約の制定について(28年4月から一般廃棄物処理を組合で共同処理する)」の議案を可決処理してきています。
したがい議論は一段階上がって、次の議論は、収集方法や費用負担の在り方をどうするのかです。
案の概要
①共同処理の全体費用は両市に負担金として分賦。3/10を均等割、7/10が人口割。
②指定ごみ袋の代金。現行通り1枚当たり大袋60円、小袋40円。
③指定ごみ袋の製作、販売及び収納事務。
・製作、販売及び収納事務は組合の事務とし、共通の指定袋を作製し販売。
・指定ごみ袋に「南但広域行政事務組合指定(養父市・朝来市共通ごみ袋)」と印刷。
・材質 低密度ポリエチレン、厚さは0.03ミリ。
・大きさ 大袋650ミリ×850ミリ、小袋450ミリ×650ミリ。
・袋の色 乳白色
・形状 取手付きのマチ無し
・製造場所 現行通りで、養父市で販売する袋はさつき福祉会、おおや作業所。朝来市は神戸聖隷事業団、恵生園。
・販売ルート 組合⇨各市商工会⇨各市の小売業者⇨市民
*販売済みの指定袋は広域化後も引き続き使用できるものとする。
④ごみ収集業務の分別区分
可燃ごみ、缶類、ビン類、ペットボトル、プラスチック製容器包装、紙製容器包装、不燃ごみ、危険ごみ、大型ごみ、新聞類、雑誌類、段ボール。
・感染性医療廃棄物の収集は廃止。
⑤収集頻度と収集場所 *養父市の場合を従前と見比べみて、頻度の変更となるケースのみ(収集場所は現行通り引き継ぐ)
・不燃ごみ 1回/2ヶ月⇨1回/月
・危険ごみ 1回/4ヶ月⇨1回/月
・大型ごみ 戸別収集なし⇨1回/月(収集場所=自宅)
・医療廃棄物 1回/2週⇨廃止
⑥大型ごみ(計画収集)の有料化
*養父市の場合、大型ごみの計画収集は1回/3ヶ月、ステーションで無料でしたが、広域化後は有料化とする案が示されています。朝来市は今までも有料化でした。
・大型ごみ指定シールとして1枚当たり300円のものを作成、販売。その手数料事務は指定ごみ袋と同様。
・品目とシール貼り付け枚数
☆特に処理に手間がかかるもの等(スプリング入りマットレス、ベッド類、三人掛け以上のソファー、椅子式電気マッサージ器、畳など)⇨シール3枚貼り付け(900円)
☆特に大きいもの 高さ+横幅+奥行き=3メートル以上 ⇨シール2枚(600円)
☆上記以外のもの 高さ+横幅+奥行き=3メートル未満 ⇨シール1枚(300円)
⑦戸別収集手数料 *電話予約で自宅玄関先まで収集トラックが来るイメージです。朝来市も今まで有料化でやっていました。
大型ごみシール+1200円
⑧指定ごみ袋の販売手数料
両市の各商工会に販売額の2%(消費税込み)、小売業者に販売額の8%(消費税込み)を支払い。
⑨財産の取り扱い
両市が所有する塵芥車、トラック等の収集車両は組合に無償譲渡。
概要このような案です、冒頭書きましたが決まったものではなく、今後開催の組合議会で審議されていきます。
養父市から出る大型ごみは年間約150トンといいます。一度に15キロの量をステーションに出してきたとするなら、年間1万件の件数です。9600世帯からみて、すごい量とみるのか普通とみるのか。その処理費用は全員の税金で賄うべきか、それとも出した世帯が応分の受益者負担をすべきか……。あなたならどう考えられますか。
昼時間のハチ高原雪模様。