勝地(かつち)ブログ

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NO.42 責任処し方

2008年06月26日 22時56分40秒 | Weblog
「アレ、わかっとったハズやろ、市長はじめ自費で半分くらい弁償してもらわな。」
八鹿青渓中学校建設工事・地盤工事での工法変更に伴う工事費2500万円の増額支出についての指摘。見通しの甘さ・事前調査の不手際から(市)会社に多額の(税金)損失をもたらしたとして、(納税者)株主から(市長)社長責任を追及するまちなかの意見に出会いました。

責任の処し方は様々ですが、好むと好まざるに係わりなく説明責任に加え結果責任が聖域なく求められる、今はそういう時代を生きています。

「もっと念入りに調べる必要があった。今後は気をつけたい。」
不作為の失態へのコトバ謝罪。民の共感は得られているのかどうか。

熊本県知事は財政再建の一環として20年度末までの特例として知事給与を100万円カットして24万円にしたそうです。県民平均給与月額と同額にしたのです。昨日は大阪府知事給与月額30%削減の新聞記事でした。二つのニュースに賛否両論あると思いますが、両者とも相当な心意気で財政再建に臨んでいることに共感します。

民は心底大声で怒る時があってもいい。

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NO.41 命名権ビジネス 

2008年06月23日 21時19分05秒 | Weblog
命名権(ネーミングライツ・Naming rights)という分野を「養父市ビジネス」として導入することも有益ではないかと以前から考えています。

従来からスポーツ大会に企業スポンサーの冠名をつけることのビジネスは存在していました。主催者にとっては命名権を販売することにより収入が得られるメリットがあり、命名権を購入する企業にとってはスポーツ中継やニュースなどで命名した名称が広く露出する機会が得られ宣伝効果が見込まれます。

昨年、市マラソン大会担当課にチップ付きゼッケンへの命名権を提案しましたが、ハードルが高かったのか全く関心を示してもらえませんでした。
毎月市役所から発行される文化・スポーツなど各種のチラシに企業CMを掲載し収入増を図る、そして更に一歩踏み込んで興行ごとに名称変更をする・・・「〇〇〇〇会社」から命名権料をいただき「〇〇〇〇第2回マラソン大会、〇〇〇〇第8回コンクール、〇〇〇〇第20回スノーフェスティバル大会」というようにです。公演指定席名にも、バス停留所名にも、役所封筒にも、スキー場名にも、といくらでも応用できます。

お隣の県では、鳥取県立布勢総合運動公園をコカ・コーラウエストスポーツパーク(企業コカ・コーラウエストホールディングス)2008年4月1日~3年間、鳥取県立県民文化会館をとりぎん文化会館(企業 鳥取銀行)2008年4月1日~3年間、鳥取市営サッカー場をとりぎんバードスタジアム(企業 鳥取銀行)2008年4月1日~3年間、と導入花盛りです。

養父市内にもたくさんの文化・スポーツ・交流施設があり維持管理運営費は相当な赤字かと思われます。これらに命名権の募集をかけ企業訪問してみる価値はありそうで、私が取り組みたいとしている課題の一つです。

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NO.40 議会録画を観て 

2008年06月19日 23時25分29秒 | Weblog
上水道使用料については新市に移行後5年を目途に随時調整する。下水道使用料については新市に移行後当分の間現行どおりとし随時調整する。これが合併時に確認された協定内容であったかと思います。

今日、ケーブルテレビで議会中継録画を一部分だけですが観ました。上水道・下水道使用料の改正議案の質問場面でした。

やりとりを聞いていて、いくつか「?」と感じるものがあります。
合併時の在任特例で合併を見守るとして半年間延長在籍し更に再選された議員方ばかりの質問でしたので余計にそう感じたのかも知れません。

質問する議員側に「?」
①新市移行後5年以内に随時調整することは承知されていたこと、議員側から進捗状況を質すことはされてこなかったのか、②当局事前配布の説明資料に十分目を通していないのではと思われる質問、③昨年11月から養父市水道事業審議会に諮問され(市広報やぶ4月号 答申記事掲載)審議されている間、議会閉会中の委員会活動でこの課題には取り組まなかったのか。

答弁する当局側に「?」
①この時期まで改正が後回しになったのはまず人件費削減をしてからでないと理解が得られにくいと考えたこと、②激変緩和として数年かけて段階的に改定してくることをしなかったこと、③災害時においても電気・ガス・水道は最も重要なライフライン、その水道使用料を増額(総額2億円増収)することへの姿勢が審議会答申を尊重というだけでは甘くはないか。

半年間の期間がありました。欲を言えば、議会側も半年かけて独自の改定案を総意でまとめ上げる努力をして当局にぶっつけ、当局案を修正させるような意気込みを見たいものでした。ここに市民から、質問するだけなら一市民の立場でも出来る、といわれる所以があるのではないでしょうか。

夏休みの宿題を8月末に一気に片付けているような光景を思い浮かべる、梅雨の議会中継録画でした。

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NO.39 200年住宅法案

2008年06月15日 23時52分44秒 | Weblog
いいものを作って長く大切に使う、というストック型社会を目指した200年住宅法案が閣議決定され国会に提出されています。世代を越えて住宅を引き継いでゆくことを目指し、メンテナンスや点検の住宅履歴を作成することが適用条件に盛り込まれようとしているようです。

旧知の工務店経営者にその話を持ちかけると、意外な答えが返ってきました。

要約すると・・・日本の風土に適してきたのは木の文化。破損や腐食、退色は避けられないので、20年で小修理、40年で中規模修理など修理の連続があり、その営みで技術が開発されまた伝えられ文化として発展してきた。世界遺産の木造建築はここを重要なポイントとしている、築数百年の間には幾度もあったであろう大地震にも耐えてきた。ましてやこれだけ生活環境が日進月歩だと、通信設備・燃料設備を考えても20年先に建築時のまま設備が通用する住宅なんて考えられない。だから小・中修理をどう担保していくのか、職人をどう育てていくのかの重要な視点が欠落している・・・と。

なるほど、含蓄のある指摘です。営々と受け継いできた修理修理の営み自体が日本の文化を育んできたのかもしれません。来週、京都・二条城、金閣寺の世界遺産を見学する機会があるので、物を大切にしてきた日本人の心を五感で精一杯感じ取りたいと思ったしだいです。

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NO.38 備えはどうか 

2008年06月14日 23時58分30秒 | Weblog
後援会拡大のため地域の方々と出会って昼丁度に帰宅すると地震のTVニュースでした。この前は中国・四川大地震があったばかりで、まさか岩手・宮城で大きな内陸地震が発生するとは夢にも思わなかったことと、ここまで山が崩れるかとそのエネルギー・規模に驚きました。刻々と被害状況が判明し、深刻な状態がリアルタイムで伝わってきます。

早速、ネットで養父市サイトの災害対策ページを確認し、また80年前の北但大震災のこともあったので国交省の近畿活断層マップも再確認しました。市サイトには、急傾斜地が崩壊すれば土砂が押し寄せるエリヤも図示され、切迫感を持たせます。近畿では活断層の活動期に入っているという注意記載も見られました。

地震対応を改めて想定してみましたが、要援護者台帳の活用はできそうか、救助工具は調達できるか、避難場所は分かるが医療や物資はどこから誰が運んで来るのか、取りに行くとしたら保管場所はどこか、食糧は何日分保存あるか、電気・水道・ガス・道路のライフラインが途切れたら・・・次々と考えてみるのですが、机上の想定ばかりで実効性はありません。
そのことは普段から気がつきこれでいいのかなと思いつつ、消防署や消防団任せの自分です。また個人の責任において備えるべきことが何もできていない危機感のなさに自分自身飽きれています。

いみじくも今日頂いた後援会加入はがき意見欄に「災害時(含防災)対策。より有効性の確保。」とあります。備え不足の反省に加え、胸に響く意見です。

予知できそうで出来ないのが地震の怖さ。
命を守る対策をおろそかにしてはならないと強く決意しました。

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NO.37 夕日100選

2008年06月13日 22時48分55秒 | Weblog
今日は天気予報どうり真夏日。国道沿いのデジタル温度計は、なんと32℃を示していました。
朝から日本海に沈む夕日を見に行こうと決めていたので、一日中ソワソワです。

それでも安楽寺住職さんを訪ね、過去記事NO.19商人ナンバタヘイ の件を尋ねてみましたが、分かりませんでした。明治35年の書き物もみてもらいましたが、残念です。
 
午後5時、三脚いす、デジカメ、ラジオを用意し自家用車で家を出て、目指すは香住・今子浦海岸、日本夕日100選に選ばれているビューポイントです。



大自然が織り成す壮大なパノラマショーに癒され、ラジオからジャズが流れ、至福のひと時を楽しむことができました。

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NO.36 民意の重さ

2008年06月12日 23時12分36秒 | Weblog
昨日の参議院本会議で福田首相の問責決議が131票対105票で可決されました。国会を構成する一院である参議院が首相の責任を問うたもので可決は史上初のこと、「不適格」とされました。今度は、もう一院である衆議院が本日の衆議院本会議で内閣信任決議を可決しました。どちらも「法的拘束力」はなく福田首相は無視の構えですが、国民の世論が今後どう動くかにかかってきました。

「法的拘束力」で1年前の出来事を思い浮かべています。

養父市会定例会(3/27)で、二人助役を一人に減らす条例改正を求める決議が議員提案され、全会一致で可決されました。助役二人制が「財政健全化」に反するとして「民意」に基づき22人議員の全員が市当局に対して「不適切」を表明したものです。この決議に「法的拘束力」はなくそのまま二人の助役は表現方法は悪いですが居座り続け、市民の「民意」はとうとう反映されずじまいでした。

その二人が今、共に「財政健全化」を指標の一つに掲げて「時の人」となっています。1年前の「民意」の重さについての見解と、今後「民意」をどう尊重していくのかのスタンスを明示すべきだと思うのです。「法的拘束力」がない「民意」の行方がどう担保されようとしているのか全くわからないまま、何事もなかったように日々が過ぎていきます。

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NO.35 元気な団塊

2008年06月10日 00時00分19秒 | Weblog


「第45回北近畿ほろにが合同例会」を出石のホテルで開催し、八鹿ほろにが会がホストクラブを務めました。10年に一度ホストがまわってくる一大行事で、特別会費を積み立てて臨んできました。今回は、9ほろにがクラブが参加し、総勢220名が参加した大合同例会となりました。

私たちの会長の歓迎のことばです。
 北近畿各ほろにが会会員の皆様、第45回北近畿ほろにが合同例会にようこそおこし下さいました。
 本日は、但馬の小京都「出石」の地に国土交通大臣政務官衆議院議員谷公一様、アサヒビール株式会社神戸支社長高橋静雄様をはじめ多くのご来賓をお迎えし、北近畿ほろにが220名の会員が一堂に会し盛大に合同例会が開催できますこと、八鹿ほろにが会会員一同心よりお礼申し上げますと共に歓迎申し上げます。我が八鹿ほろにが会は、昭和41年6月に発足し505回の例会を重ねて参りました。現在473回出席の大先輩を筆頭に、異世代異業種51名の会員でアサヒビールをこよなく愛飲し、友情と親睦を深め活力ある地域づくりの一助になっているものと自負いたしております。
 さて、北近畿三丹地方では少子高齢化の進む中、北近畿豊岡自動車道、鳥取豊岡宮津自動車道の早期実現を求める声に代表される様、活力ある地域づくりを目指し観光、文化、地場産業の振興等色々な問題点を共有することの必要性が叫ばれています。本日この合同例会が短いひと時ではありますが、アサヒビールを酌み交わしながら情報交換を広げ、友情を深め有意義な場になりますことと、楽しい歓談の場となりますことを祈念し歓迎のことばとします。 八鹿ほろにが会会長 田中靖

私は司会進行で2時間をリードする大役でしたが、主役はビールですから気分は妙に座っていました。

北近畿エリヤで今回参加いただいたクラブは、舞鶴・宮津・福知山・山東・和田山・豊岡・城崎・香住・八鹿。
異業種&異世代の団塊がビールを酌み交わしながら交流し語り合うひと時は、時事政治放談あり、名刺交換あり、健康談義あり、仕事営業あり、と誠に賑やかで元気なことです。自衛隊イラク派遣時のヒゲ隊長(現参議院議員)の出席もありご紹介させていただきましたが、ひと際歓声があがり各宴席ではツーショット写真に花盛りでした。

八鹿ほろにが会は昨年の40周年記念例会時に次のような会飲宣言をつくりました。「会うたびに 飲むほどに 笑顔ひろがる いつまでも」。ビールを飲むためにはまず自分自身の健康管理が必要ですよ、という自戒が込められています。事務局所在地はNPO法人市民オフィスやぶ 内。

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NO.34 税収増への努力 

2008年06月06日 23時15分12秒 | Weblog
養父市も「間に合わせて」欲しかったふるさと納税制度。制度導入の広報もなく心配していた矢先での6月4日神戸新聞朝刊記事をみて、実は落胆しました。
4月末の地方税法改正を受け養父市とは財政的にも類似団体にあたる「相生市」、そして但馬では「豊岡市」・「新温泉町」、これら県下では9市町が導入し寄付金獲得(税収増)を懸命に目指しているという記事内容です。(下記「表」参照)

応援したい自治体に寄付するとその額に応じて住民税(市町民税+県民税)が減額される仕組みが「ふるさと納税制度」です。

養父市は財政力指数が県下で最下位、税収が少ないまちです。財政力の弱い市町が大きな期待をかけるのは当然で、類似団体の「相生市」には最も多い件数の22件・91万円が既に寄付されています。危機意識をもって取り組んでいることが伺えます。

相手のあることですから今の時点での実績はともかく「落胆」したことは、①4月末の納税制度成立に先行してPRや準備を整えることができなかったこと、②スタートラインに立てなかったこと、という税収増に向けた努力の「落差」です。結果、新聞メディアに掲載されなかったことも含め「養父市はなにをしとるん?」という市民の苛立ちがあります。

市サイトには、5/22日付登録で「6~7月には制度を創設します。」と断りがなされていますが、昨年から総務省が検討していた都市と地方の税収格差是正の目玉制度であり突発的な制度ではなく準備時間は十分にありました。

ふるさと回帰を促すきっかけとなるかもしれない小中高の同窓会や、東京八高会、県人会的な集まり、ふるさと応援団などなど、市役所内だけで導入の仕組みを考えようとせず市民に投げかけプロジェクトチームで一緒につくりあげていく姿勢を望んでいます。市民ができることは沢山あります。暑中見舞いや絵手紙に一言添えることもできます。小さい事を大勢の人が行うことです。

ふるさと納税をしてみようと考える都市住民は、縁のある地元住民にも機会をとらえて状況聞き取りを行うでしょう。コチラからも期待とお願いができるよう機運を盛り上げるシカケが必要です。分権・参画・協働のスローガンはあるが、スィッチが入っていません。



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NO.33 縁共同体の展望

2008年06月04日 14時09分30秒 | Weblog
高柳棚田交流事業に参加していた県立大学生のU君から卒論ダイジェスト版が手元に届きました。初めての草刈り機体験、田植え、稲刈り等と何度も大人の交流人に混じって一緒に汗を流してきてくれたU君。(棚田交流ブログ 参照) 

昨年末には幾度となく聞き取り調査のために村人を訪ね歩き、最初は「何んでこんな時期にここにきてるん?」と尋ねたほどです。NPO事務所にも寄ってくれ、話を交わしました。縁のなかった都会の青年が、一農村の取り組みにこうして意を傾けてくれている姿に感謝せずにはおられません。そして卒論の行方が四苦八苦してはいないか気にかかっていたところです。

今後の展望として、棚田の交流のみならず集落の維持運営にかかわっていく展開に言及してくれています。縁共同体として互いに補完し合いながら継続交流していければと、コチラこそ願っています。そして棚田所有者のみではない集落全体に門戸を広げた棚田交流事業展開となるよう、まずコチラ側の取り組みが欠かせません。

 

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