勝地(かつち)ブログ

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NO.360 甘受

2009年10月31日 00時08分29秒 | Weblog
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明日で終わりです。生野・井筒屋で開かれている山東・上地さん(書)と八鹿・吉井さん(陶)の二人展を観に行ってきました。上地さんには永らくご無沙汰しています。DMもいただき久し振りに出会えるだろうと、ポン菓子を手土産にイソイソと出かけたのですが、私の一方的な思い込みで残念でした。記帳を拝見すると一ヶ月間のあいだに八鹿からも大勢の方がみえたことが伺えます。どう鑑賞すればよいのか解りませんが、感じるままに、です。金と泥、銀とアルミ粉などの大作を創造する力に改めて感動しました。


夜、自民党八鹿町支部の拡大役員会を開き、先の総選挙総括と意見交換、今後に向けての協議を行いました。政権交代で生活がどう変わっていくのか、ハッキリと見えません。例えば、北近畿豊岡自動車道路、八鹿~豊岡間はどうなるのか、進むのか止まるのか、民主国会議員も自民国会議員も誰も分からないのが現状です。時限立法の過疎法が来年3月末で失効しますが、どういう姿形で新法が制定されるのか誰も分かりません。今後、国会で追及していく課題ということです。21年度補正予算の未執行分が凍結され、そして新たに22年度予算が組まれ、来年度6月頃に政権交代による影響が現実のものとして実感し始めるのでしょうが、良きにつけ悪きにつけ政権交代をさせた結果として甘受しなければならないのでしょう。そこからどんな動きが始まるのか、今わかりません。そして参議院選挙に突入です。
新年1月中旬に支部総会を開催します。役員の顔も代わります。

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NO.359 紅葉充電

2009年10月29日 22時56分33秒 | Weblog
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最終校となる議会広報特別委員会を開きました。16ページすべてが埋まるとなかなかボリュームがあり、委員会を開くたびに修正箇所がでてくるという反省の繰り返し。時間を置く、目線を変えて見る、これを痛感しています。11月13日(金)頃に各区長さんにお届けできる予定です。1年間が経過し、あと1年間の委員任期です。広報紙面の内容充実に意を払ってきましたが、まだまだです。各会派の活動・主張、上程議案に対する各議員の賛否一覧なども今後の協議に上げ、紙面に盛り込めればなと自分なりに思っています。

議場のマイク・スピーカー等放送設備の改修工事が現在行われています。音声に雑音が混じるなどの経年劣化があり、またアナログからデジタル化に伴い対応する機器に新しくするものです。議員机は集音マイクの首が長くなり、スピーカーが天板下から机上に替わりました。


瀞川林道(兎和野~ハチ北~鉢伏間)の今日午後の紅葉、今年最後のチャンスです。快晴日のフリーな時間を前からネラッテました、ジムニー四駆で走ろう、写真を撮ろうと。カメラ構えているとその先からバイク音が聞こえ、そばを通り過ぎていきます。神戸ナンバーのクルマも夫婦で1台また1台。道からそれたパラグライダー離陸地点で日差しをいっぱい浴びて遅がけの昼メシと昼寝をすることに。クマが出るなら来い、の気分でしたが現れたのは団塊夫婦1組。散策で迷い込んだようで、こんなところに人がいることに怪訝(けげん)な表情なので「やぁどうも、ここはパラグライダー離陸地点です。」「そうなんですか。」とお引きとりいただきました。しかし上から下界を眺めるのは爽快で充電しますな。


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NO.358 報告会計画

2009年10月28日 18時51分40秒 | Weblog
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二回目となる議会報告会が計画されました。
各会場とも午後7時30分から午後9時30分までの約2時間です。

2班 11月16日(月)八鹿公民館大会議室
2班 11月17日(火)関宮エイドホール大集会室
1班 11月20日(金)養父公民館他産業室
1班 11月21日(土)大屋市民センター

2班担当 西田雄一、圓山浩平、勝地恒久(報告担当)、藤原敏憲、吉井稔、
      瀬原達夫、寺田耕司、安井義隆、北尾行雄
1班担当 西村禮治、水野雅広、田中久一、深澤巧、森本茂行、田村和也、
      竹浦昭男、西谷昭徳、北尾行雄

報告内容は、9月定例会の主な議案・各会計決算認定の審議状況、議会基本条例策定状況、南但広域事務組合議会報告、公立八鹿病院組合議会報告。
議会に対する意見・要望・提言も後半の1時間程度でお聞きします。どうぞご参加ください。

また第37回養父市議会11月臨時会が二日間開かれます。上程案件は人事院勧告に伴う給与条例改正と聞いています。
11月24日(火)午前9時30分~
11月27日(金)午前9時30分~

午前中は村内の方のお葬式でした。同い年です。苦労をされて今があり、これから初孫さんを囲んでゆっくりと楽しい生活を、という矢先のことです。寿命をまっとうするというけれども、寿の意味が理解しづらいです。ご冥福をお祈りします。
午後、予約の歯科医に出かけるまでの時間、テレビで衆議院での代表質問を見ました。自由民主党・改革クラブを代表して西村康稔議員(兵庫)の場面でしたが、若いエネルギーが伝わってきます。いいですね、論戦は、政治が変わっていく気がします。相変わらずのヤジ合戦は興ざめですが。国の政治は与党と野党を区別することから始まり、与党と野党のやりとりで動いていく、そのためには力を持った野党が不可欠だと感じました。地方の、養父市の場合も同じように力を持った議会(議員)が不可欠です。

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NO.357 条例を作る

2009年10月27日 22時25分35秒 | Weblog
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白萩祭り(9/26~27 ブログNO.329)でのチャリティー募金30,000円を、八鹿町小規模作業所たんぽぽの家に本日寄贈させていただきました。ご協力いただいた方々に厚くお礼申しあげます。


午後から議員全員協議会。議会基本条例調査特別委員会から条例策定素案の中間報告をしてもらいました。これまで20回におよぶ会議をもち、まだまだ奮闘策定の最中(さなか)です。議会基本条例は議会及び議員の「行動原則」を規定するもので、前文から始まり24条程度に纏められようとしています。

私が一番のポイントとして考えていることは、二元代表制を確かなものにする「行動原則」が貫かれていなければならないということです。「作文条例」ではなく、「二元代表制条例」でなくてはなりません。

住民は市長と議員に自治を託します。市長は政策を作り条例や予算を議会に提案し議会が議決して行政が執行します。これはこれでいいのですが、ともすれば住民の意見は市長にのみばかり出され、議員は住民意見を後押しするだけ、議員は可否を議決することだけでいいとなりがちです。

そうではなく住民から議員に意見が出され、議員はその意見に対して討議を重ねて政策として議会に提案して住民意見を実現していく、これが実現してこそ真の意味での二元代表制であると考えています。

住民の意見を実現するには二つの方法があり、一つは市長を介する方法、もう一つの議員を介する方法が現在ではほとんど活動ができていない、それを確立するための「行動原則」を規定するものが養父市議会基本条例であるべきでしょう。この条例を使いこなす議員力が求められます。その手順が判り易く理解できる条例が望まれます。

これらの行動(活動)をやっていきますと宣言したに等しい条例を作るということは、合意形成を得るために議会内で議員同士の活発な討論がなされるということであり、自ずと、議員は何をしているのか分からない批判は無くなるものと私は思っています。
来年3月定例議会に条例案を提案する予定で、「作文条例」としないためにはまだまだ議員同士でホットな議論が必要です。条例を作るのは或る意味簡単で、それが目的ではありません、議員の活発な行動を担保するものになります。

私のホットな議論の中身イメージは、①ほぼ毎日出勤して政策研究・当局調整をしないと一定要件を備えた政策は作れないこと、②定例議会の会期を二倍程度大幅に延長しないと十分な審議時間がとれないこと、③出勤活動日数等に見合った報酬・政務調査費が支給されないと年金受給世代の議員族(或いは生活余裕がある人)ばかりになってしまうきらいがあること、これらが財政改革の最中であることと名誉職ではないことを前提にどう議論し収斂していくのか、悩ましい問題と捉えています。

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NO.356 公債費と繰出金

2009年10月26日 23時34分55秒 | Weblog
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指先シビレと歯痛、日にち薬で治りそうもないので脳神経外科と歯医者に行った。医療機関を日に二つもハシゴしたのは初めてだ。頸椎MRIの予約、歯槽膿漏治療の予約を入れスケジュールがいっそう賑やかになった。「お大事に」の言葉で余計病人らしくなる。しばらく身体を休めた方がいいらしい。


養父市財政の話の続きです。おおまかに言うと類似132団体と比べて公債費の比率が圧倒的に高く、繰出し金が多いことにつきます。その他の人件費、物件費、扶助費、補助費については経費削減努力がされています。これらすべてを合わせた経常収支比率は類似団体のなかで、真ん中の位置にいます。
公債費の高い理由は、合併前後に事業がなされた下水道整備事業、統合小学校建設事業、病院建設事業等の過疎債を財源とする償還金が膨らんでいるからです。過疎債という借金は7割が交付税で返ってきますが、3割は自主財源です。類似団体では市民一人当たり交付税は144,303円ですが養父市は319,309円と221%も多くの交付税をもらっていることからも、過疎債に頼った事業展開が多くなされてきたことが伺えます。過疎債という甘い話の裏には3割の自主財源がついていることに意を払う必要があります。
そして集中的に整備を行った下水道事業の公債費がピークを迎えており、これに対して一般会計からの繰出し金が増加しています。このため、21年度から上下水道の料金改定や施設統合などの経費削減を行ない一般会計からの繰出し金を抑制しているところです。
振り返ると合併当時のままの行政執行を続けていたなら第二の夕張市となっていたところですが、いち早く第一次行財政改革に取り組んできたため今日があるといえます。

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NO.355 八木城跡ウォーク

2009年10月25日 22時18分32秒 | Weblog
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但馬歴史の道ウォーク「八木城跡と八木の町並み探訪」に参加してきました。全国史跡整備市町村協議会、県教委、県ウォーキング協会、養父市などの主催によるものです。100名の参加、そして地元・城下町八木の明日を創る会、八木城跡保存会の皆さんがスタッフとして支えてくれました。ご苦労様でした。

(八木散策絵地図から抜粋)
八木城跡は中世の但馬国を代表する有力国人である日下部姓八木氏の城館跡で、平成9年に国史跡に指定されています。11世紀半ば、源義家の重臣・閉伊四郎頼国が八木の土城をつくり約130年間勢力を誇っていましたが1200年頃、朝倉高清が攻め滅ぼし土城の東部に新たに城を構えたのが八木城の起こりであるといわれています。以来八木氏は約400年にわたって君臨し、南北朝時代に権威をふるった山名氏に従い山名の四天王と呼ばれていましたが1580年、羽柴秀吉の第二次但馬攻略にあい降伏、落城しました。その後お国替えが行われ別所氏が入りましたが1601年に丹後の国に移され、八木城は廃城になってしまいました。標高325mの山頂には約300mにわたって城砦が築かれ、また本丸、二の丸は延べ約100mの石垣が巡らされた大変貴重な遺構です。八木城の推定復元図です。

八木城跡コースの今回の特徴は、南北朝時代の縄張りを伝える土城を案内してもらえたことです。地元の方でもあまり現地まで行ったことがないという場所、石垣のある城跡からさらに西部に約500m近く尾根伝いに進んだところです。兵どもの夢の跡を訪ねることができました。森林組合に切り開いてもらった山道を歩き今滝寺・仁王門にたどりつきました。踏みしめながら今日歩いた総歩数は約17,000歩です。

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NO.354 ふれあい10周年

2009年10月25日 00時31分58秒 | Weblog
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取組みが進められようとしている地域自治協議会、この原型といわれている「ふれあい倶楽部」の宿南倶楽部で創立10周年記念式典と作品展示・アトラクションが催されました。当時の担当として案内をいただき出席させていただきました。90人くらいですか懐かしい方たちばかりで、居心地はとてもよいものです。この地域は独特のコミュニティ意識、雰囲気があります。

10年前のこの時期、介護保険が始まる基盤整備のための100%国庫補助事業として複数事業内容の通知がなされ、僅か2週間以内くらいで希望の申請を行なわなければ該当しないものでした。もちろん主体は自治体で、事業土地も自治体名義若しくは売買契約が成立していないとダメでした。応募期間が短いほど熟度の高い申請がでてくることになります。既に伊佐ふれあい倶楽部を立ち上げていたこともあり、小学校区毎に展開する構想は概ね認知されていましたので、宿南・小佐・高柳と年度末までに一度に三つの倶楽部を立ち上げる調整を進めました。兵庫県割当のこれら100%国庫補助金のほとんどを八鹿町が独占する結果となり、用地交渉やら地元説明、設計図書作成、申請事務作業と大変でした。地元にとっては急な話で、当然、叱られたり頓挫しかけたりといろいろな出来事がありました。苦労はしましたが、しかし今、この倶楽部が世代を超えて心の拠り所となっている様を拝見させていただいて、経験したことのない高齢化社会に向けて事業を進めてきたものとして大きな安堵感を覚えています。少し元気な人が少し手がかかる人の手助けをする、という地縁共同体をつくりあげたのです。みんなが集まって顔を見て楽しく話し合う。とっても大事なことです

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NO.353 財政セミナー

2009年10月23日 23時33分15秒 | Weblog
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テレビ大阪ビルの隣り、ドーンビル・大阪府立男女共同参画センター大会議室での地方議会議員自治体財政健全化セミナーに自主参加してきました。講師は大和田一紘氏・都留文科大学講師/多摩住民自治研究所理事長です。

地方財政を知るうえで議員が具体的に何をなすべきか、どこをどのようにチェックするのか、決算カードを通して財政健全化法の指標を読み解くチカラを養うのがネライです。財政を監視する我々議会の役割が大きいにもかかわらず、ほとんど質疑らしい質疑はなされず、また上辺だけの質疑に終始しているのが気になっています。
いい勉強になりました、ポイントもいくつか見えましたが、自分のモノにするにはまだまだです。難しくはないのでしょうが理解するにはそれなりの時間が要るということです。


財政健全化判断指標はクリアでき監査委員も特別指摘していないのに何故財政が苦しいと言い続けなければならないのか、それは指標がすべてではなく、またクリアできていればいいのではなく、指標は赤字ボーダーラインであることの周知が不足しているからです。当局、議会双方の説明不足です。

財政調整基金に財源は有り財政は決して苦しいわけではなく余裕がある、福祉サービスや補助金を増やすべきだとの意見もありそうだと思わせがちですが、そうではありません。財政調整基金と特定目的基金について講師に質疑もしました。今後、斎場・給食共同調理所・情報センター・図書館・学校整備などに多額の財源が必要になりますが、これら特定目的基金も設置されておらずまたあっても皆無に等しいことを危惧しています。余裕がある状態ではないのです。

住民が安心する目安は、まちの財政が赤字なのか黒字なのかです。借金が目減りしているのか増えているのか、言い替えれば、どんなに大きな借金があっても確実に目減りしているのか。貯金は増えているのか減っているのか、言い替えれば、どんなに貯金が少なくても確実に増えているのか。こういう財政計画の説明が出来ていないことも不安になる要因の一つです。

議会に財政問題特別委員会を設置し通年で財政計画をチェックする必要性を痛感しています。今まで設置されてこなかったこと事態に疑問を感じてるんで提案していきます。
それにしても、受講料の高いこと高いこと、往復バス代含めてこれだけで年間政務調査費の半分が消えました。

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NO.352 所属欄

2009年10月22日 22時04分06秒 | Weblog
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右手の指先がしびれている。三日前の朝起きて異変に気付いた。自分の名前を書くにも微妙に感触がちがい、他人が書いた字のようだ。寝違いか、血圧は低い方だし原因不明。さてどうするか、もうしばらく様子見するしかない。10~11月は行事の多い月で余裕時間が少ない、今日も5件の行事案内をいただいた。

そのうちの一つ。
女性未来会議の男性応援団として1年が過ぎ、更新時期となったことと総会の案内をもらいました。応援らしいことを何一つした形跡はないんですが、メンバーであったことの足跡は残っています。それだけでは応援とはいえない、いや言えるのかな。活動の発進段階では主宰者の考えでどちらとでもいえるような。更新加入することとし申込書に書き始めましたが、所属等欄でどう書けばいいのか分からなくなりました。所属は議会か、少し違うな、議員でなかったら何と書く、寺評議員か、いやこれは所属ではない。この会議に参加が多いはずの主婦だったらどうか。所属が主婦はおかしかろう。家庭管理人か、家庭日直人か、どれもおかしいな。ケース・バイ・ケースで範囲が広すぎて意味をなさない欄とみました。会が目指すところの趣旨に照らしても、所属等欄は設けないほうがベターかと思います。

夜9時半過ぎにまた携帯が鳴る。「ふるさとまつり」でのカラオケ出場者が極端に少ないので出て欲しいと、こういう地元ケースは断りきれないのでOKしました。そばで妻が何でも即引き受けるヒト、と小さい声で。

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NO.351 地方分権

2009年10月22日 00時07分45秒 | Weblog
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~どこへ行く「地方分権」~講演会に参加してきました。阪急西宮北口の大学交流センターで午後6時30分から9時30分まで。自治・分権ジャーナリスト関西の会主催で、講師は地方財政審議会会長(関西学院大学大学院教授)・神野直彦氏。政権交代という新しい政治状況の中で、今後の地方分権の行方と課題を、中央政治の場で議論し采配をふるっている氏から展望を聞こうという趣旨です。

平成6年9月26日、地方6団体(全国の知事と議長、市長と議長、町村長と議長)による「地方分権の推進に関する意見書」が出されています。
その抜粋ですが。
「国内では、経済成長が所得水準の向上をもたらしたものの、多くの国民は、それを実感できず、真の豊かさを求めようとしている。このため、成長優先の政策から生活重視の政策への転換が行われつつある。生活重視となれば、生活に身近な地方公共団体の果たす役割への期待が高まるのは当然であろう。さらに、中央集権的な行政の結果、首都圏への一極集中、地方における過疎化、地域経済の空洞化などの課題が生じており、このためにも、地方公共団体が、迅速・機敏に、きめ細かに、しかも自立的・総合的に行動し、生活の向上と魅力ある地域づくりに邁進できるような権能と条件を備えてゆくべきである。
今こそ、地方公共団体は、地方自治が住民の権利と責任において主体的に形成されるべきという基本的観点に立って、その責務を果たすために、より足腰を強めて「自立する」ことが肝要である。」

要するに、行政の責務は一般的に市民に一番近い行政主体によって行われるべきであるという近接の原理があり、そのために地方行政は財政の持続性を確保する権能をもたなければならないということ。難しい表現だな。少し言い替えると、地方に財源を与えれば地方は自然に活性化する、地方分権で一人歩きする、ということか。

他人の幸せを自分の幸せとする社会にしよう(マニフェスト)と訴えている政権与党・民主党だが、国と地方の税財政構造を分権改革の中でどう変革しようとしているのか、新しい公共のかたち考えが、まだよく見えません。

講演内容は難しくて文字には書けません。ただ、行政サービスはユニバーサルでしないと格差を拡大する、ユニバーサルを超える部分のサービスは完全所得比例でおこなうべき考えに同感です。
大学街だけあって受講者に黒スーツ姿の40~50代若者が多く潜在エネルギーを感じたのが印象的で但馬ではとてもとてもと少し気分が沈みかけましたが、議員として養父市以外に関心を持つ必要はないと割り切りました。

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NO.350 対等議論

2009年10月20日 20時00分48秒 | Weblog
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9時から正午まで議会広報特別委員会を開催、校正原稿のチェックを行いました。表紙写真と続く見開き2~3ページを私が担当して作ってきたのですが、まぁまぁです。全16ページで読みごたえはあるのではと感じています。

養父市事務事業評価・市民委員会の役員の方々、副市長室から出てこられたところで出会いました。さきほど、381事業の市民評価の答申をされたということでした。市民評価は今回で3回目です。事前審査、書類審査、ヒヤリング審査、現地視察などを行ない、A=維持拡大、B=改善、C=民間委託・民営化、D=廃止・縮小、E=終了、の評価結果を出したということです。答申どおり実行するかどうかは、市長決定に委ねられます。

気になっているのが、事業担当者の説明にあたっての意識の低さや準備不足です。事業を評価してもらうのでなく、事業を理解してもらうことが重要なのです。多角的にみた必要資料や想定問答ができていたのか。事業担当説明者が市民評価委員と対等に議論ができなければ評価の意義は半減します。行財政改革のなかであっても自信の部分はしっかり主張し、おかしいと思うところは素直にさらけだし、良い指摘は受け入れる。一方的に責められるヒヤリング審査ではなく、対等に議論をする場として位置付けられていることが大事です。職員の持っている力を100%出せば、議論にならないとおかしいのです。

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NO.349 加藤和彦

2009年10月18日 21時21分23秒 | Weblog
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加藤和彦が死んだ。ザ・フォーク・クルセダーズの仲間に精神科医の北山修がいたのに、何故? ギターを弾いて背が高く、自分も高いのでなんとなく人一倍の親近感を抱いていました。いよいよこれから団塊の世代としてもう一度謳歌して欲しいと願っていたのに残念です。最近は坂崎幸之助と新ユニットを結成し、1960~70年代の音楽を彼らの視点で再演奏していたのを嬉しくテレビで見ていました。
昭和44年頃か、その頃に「帰って来たヨッパライ」というパロディな曲が最初の出会いでした。続く「イムジン川」もよく歌ったものです。八鹿の喫茶店で3か所だったかな、フォーク喫茶みたいなものを企画し、歌詞カードを作り、フォークギターを弾いていました。二十歳、女の子が来るのが楽しみだったのです。
天国よいとこ一度はおいで 酒はうまいしねえちゃんはきれいだ ッワー ッワー ッワッワー。この「帰って来たヨッパライ」の歌、最後には天国から生き返るんです。春5月にはロックの忌野清志郎もこの世を去り、同世代が次々と、寂しいかぎりです。ご冥福をお祈りします。

昼まででやっと機関誌5号「議会報告」を配り終えました。一週間かかり、正直、ほっと一息です。励ましもいただき、ありがとうございました。

午後から自分の時間。天気もいいので、妻と干し柿用の渋柿を採りに八木川沿いの畑に。めったに柿を採ったことはないのですが、赤く色づいた柿に心を動かされてです。ここの畑の小さい渋柿で真っ赤に熟した柿が美味いんです。「熟柿(じゅくし)」と言うのかな、口の中、舌触りに何とも言えない懐かしい味が広がります。子どもの頃は夢中でした。

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NO.348 臼工房Ⅱ

2009年10月17日 23時46分00秒 | Weblog
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八鹿・岩崎地区に行くと何か村中がいそいそとしています。尋ねると、明日の村祭りの準備、そして阪神間から交流人がバスでやってくるので公民館で迎え入れの準備の最中でした。宵宮の神社のかがり火がでっかいのが自慢と話し、客を迎え入れるはずんだ気持ちが伝わってきます。小さな村の大きな行事です。
臼工房の建築現場を訪ねましたが祭り準備か、施主のS青年は留守でした。前回訪ねた時は7月25日、ブログNO.269で紹介しました。心柱は当時のままでしたが、小屋らしき二棟の建築が始まっていました。年内にどこまで作業が進むのか、雪対策はどうなるのか、少し、心配。手作り臼工房「唐傘ドーム」の完成を早く見たいんですけどね。頑張ってください。

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NO.347 行政効率

2009年10月17日 00時07分04秒 | Weblog
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市財政健全化判断比率が公表されています。改めて決算カード、財政比較分析表、歳出比較分析表、財政状況等一覧表をベースに、市財政の勉強をする場をもうけることができ状況を再確認しました。
数々の数値は、類似132団体に比べて面積が1.68倍大きい、反対に人口は0.85倍、山間の谷筋に住居が多い、など非常に効率が悪い地形で行政サービスを行っていることを念頭において読み取らねばなりません。
職員の人件費を例にとると、ラスパイレス指数93.4<類似団体95.6、人口1000人当たり職員数12.83人>類似団体9.75人、経常収支比率に占める人件費率21.9%<類似団体28.5%、人口1人当たり人件費・物件費等決算額177,937円>類似団体132,087円。ここで見えてくるのは、職員の給料を低く抑えて地域に多くの職員を分散配置することで一定の行政サービスを保っている現実が見え隠れします。より効率のよい行政システムにシフトしていく課題があることを示唆しています。
ここで思うことは、山間地の町が寄りあう合併を見据え、役所から山間に遠く隔て暮らす高齢者等へのCATV網を活用した在宅健康支援システム「うらら」の存在です。遠く離れた山間地家庭の手元の簡単機器でバイタルデーターを毎朝保健師に伝送してチェックしてもらい、安否確認と合わせた健康指導、早期異常発見等を行い、異常の場合はかかりつけ医連絡と保健師が訪問するという支援システムでしたが、初期の目的を達成したとしてこの3月末でサービスを終了しました。国庫補助金もあり大変な額の設備投資でした。今これに替わる効率のよいシステムは出来ていません。昔の状態に戻ったままで保健師さん等は本庁に大勢おられます。決算審査で質問もしましたが疑問の残るところです。

修理に出していたヤマハGT50が帰ってきた。放ったらかしにしていてタイヤもひび割れ、バッテリーも消耗していたのを、今やっておかないとと思い切って新品に替えた。エンジン快調、20年振りに乗ってみたが、やっぱりいいもんだ。古いけどお気に入りだ。

まだ他にスバル360のリニューアルが残っている。バラバラに解体し錆止め処理をしたまま友人の塗装工場で25年間眠ったままだ。組み立てる費用が無いためだが、今となっては25年間分の車庫代わりの預かり料を請求されるのではないかとヒヤヒヤしている。

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NO.346 区長手当

2009年10月15日 23時43分24秒 | Weblog
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メールで意見等をいただくとき、ブログトップ表示アドレスをコピーしてはりつけされる場合は@アットマークが大文字になっていますので小文字に変換していただくようお願いします。

市内各種まちづくり団体への活動補助金の削減が随時行われてきましたが、比べて、区長手当には行革のチェックが及んでいない、額が多過ぎるのではないかの意見をいただきました。市長報酬や職員給与、議員報酬などは公開されていますが区長手当はわからないことに意見の発端が垣間見えます。役所からの配布物の世話、課題・意見のとりまとめ等の役務に対しての手当が報償金として区長にのみ支払われていますが、見えにくい部分かと思います。報償金を区長が公開して区会計に納入し区から幾分かを区長手当としてもらわれているケース、また区長個人の報償金として個人処理されているケースなど統一されていないのが実態です。ここに課題もあるように感じますし、報償金額が多いのか少ないのか、また届け出義務のある副区長・会計は無償でいいのか意見が分かれるところです。議論をしていきましょう。ちなみに区長報償金(年間)の算定式は、一般行政区の区長においては均等割11万円+世帯割1300円×世帯数、住宅棟の代表は均等割5万5千円+世帯割1300円×世帯数で支払われています。21年度の市予算総額は2,960万4千円です。

暴力追放・防犯・交通安全大会「養父市民のつどい」が開かれました。市、警察署、防犯協会、交通安全協会、自家用自動車協会の主催です。市民表彰と警察署員表彰、宣言採択が主な内容で、県警音楽隊演奏、県警機動隊レンジャー部隊救助訓練が華を添えました。

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