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9月定例議会が始まりした。第80回議会定例会となり、節目です。
以下、議長挨拶です。
1 開会に先立ち、一言ご挨拶を申し上げます。
殊のほか暑かった今年の夏でありましたが、お盆を過ぎた辺りから朝夕が涼しくなり、秋の訪れを感じる好季節となりました。
本日ここに、第80回市議会定例会を開会いたしましたところ、議員各位には、極めてご健勝にてご参集を賜り、誠に有り難く、厚く感謝を申し上げます。
2 暑い夏ではありましたが、地方創生が戦略策定から事業推進の段階へと進むに連れ、各方面で地方創生に向けた議論が精力的になされてきました。
去る8月9日には、但馬県民局主催により「但馬地域づくり懇話会」が開催され、但馬市町の首長と議長、県議会議員、兵庫県知事をはじめとした県幹部職員により「あしたのふるさと但馬」の地域創生を目指して意見交換をしてまいりました。私からは、野生鳥獣及びヤマビル対策の強化について、公立八鹿病院への財政支援と医師派遣の支援について要望を行ってまいりました。
7月11日と8月16日には、県議会、市議会、町議会の三者が集まる「地方議会協議会」において、地域創生の実現につながるテーマで意見を交わし、課題を共有する中で相互の連携の在り方についても模索してきたところであります。私からは、若者定住に向けた長期的な施策をスタートした養父市の「若者未来応援奨学金」を紹介し、地元就職の受け皿とも成りえる6次産業化の取組みによる雇用に繋げていく期待を意見してきました。
また8月22日と23日には、兵庫県市議会議長会として、「国民健康保険の都道府県単位化に向けた着実な移行及び財政基盤強化」など、6項目にわたり県下市議会の要望を取りまとめ、国の関係省庁や地元選出国会議員に、副会長の立場で要請行動を展開してまいったところであります。
3 これら地方創生の施策とこれまでの地域活性化の施策の違いは、目先の5年・10年の地方経済や生活の豊かさを目指すのではなく、人口減少問題に正面から取組み、足元に広がる一次産業を儲かる産業として発展させながら地域経済が循環する構造を創り出すことであり、子、孫たちの為の課題解決に取組み30年・50年後においても生き残れる「ふるさと養父市」を目指すことだと考えます。
我々市議会としても、執行機関と強く連携しながら国家戦略農業改革特区の取組みを更に前進させ、着実に所期の成果を生み出していく、併せて、ふるさと養父市創生総合戦略で目標とされた各施策の取組みが市内津々浦々で展開されるよう、その牽引役として活動しなければならないと考えています。
4 今期定例会におきましては、平成27年度各会計決算の認定、平成28年度各会計補正予算、条例の制定、農業委員会委員任命の同意など重要な案件の提案が予定されております。また、決算認定議案審査のため、決算特別委員会の設置も予定されているところであります。
また今議会は、我々議員にとりまして、今任期最終となる定例会であります。
議員各位におかれては、何とぞ格別のご精励を賜り、これまで積み重ねてこられた貴重な経験や豊富な識見を審議の上に十分に生かしていただき、適切妥当な結論が得られますようお願い申し上げ、開会のご挨拶といたします。