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トランプ大統領が決定

僕にはまさかのトランプ大統領の決定だった。
テレビで開票番組を見ていたら、どうも白人労働者が民主党支持からトランプ支持に変えたのが大きかったのではと僕は思った。
人種で一概に決めてはいけないだろうけれど白人労働者は今まではアメリカの中心的存在だったのではと思う。
そしてふと気が付いたのだけれど、白人労働者とはまさにブルース・スプリングスティーンのアメリカでのファンの中心だったのではと思う。
工場で働き、仕事が終われば街に飛び出す。夜中じゅう車でさまよう。
そんな人たちのイメージが僕にはある。

そういう人たちが年をとり、中年となり、突然不況で工場が閉鎖されて失業する。
仕方なく生活の為、アルバイトをしているかもしれない。
そういう人がヒラリー・クリントンに投票するかと考えると、僕は出来ないのではと思う。
ヒラリーは会社の重役、自分の首を切ったお偉いさんのイメージが僕にはある。
そこにトランプが移民達が来たから悪い、自分が一番大事だと安易な分かりやすい話をむける。
その言葉に白人労働者がだまされてしまったのではと僕は想像する。
でもそれは言ってはいけないこと、やってはいけないこと、なのではなかったかと僕は思う。

そういうことに危機感を持ってブルース・スプリングスティーンがヒラリーの選挙演説集会最終日に参加演奏したのかなと僕は思う。
僕はブルースがヒラリーに歌うのは反対だったけれど、今になって思えばブルースもぎりぎりの選択をしたのかなと思う。
ブルースがヒラリーの集会で唄った「LONG WALK HOME」
あれはブルース・スプリングスティーンのファンには届いたと思う。
ただ全てのアメリカの有権者には届かなかったのかなと思う。
皮肉にも集会の行われたペンシルベニア州での開票結果でトランプの勝利が決まってしまった。
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