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上橋菜穂子「狐笛のかなた」 感想

上橋菜穂子さんの「狐笛のかなた」を読んでの感想です。
今まで「守り人シリーズ」を読んで好きになり、
今回、後にしていた初期の作品「狐笛のかなた」を読みました。
ファンタジーとして、読んでいて楽しかったです。
小夜、小春丸、野火や彼らが出会った人たちとの物語に引き込まれていきました。
子供の持つ素直さ、純真さ。いいなと思いました。
友情の大切さ、純愛と言うのだろう相手への思いやり。いいです。
僕はどうもメインテーマよりも伏線の方に目が行くのか、
小夜という女の子が好きになり、応援しながら読みました。
霊狐という特別な存在の野火。それでも人と気持ちを同じにする。
誰も皆大切な相手を大切にしたいという気持ちを持っているのだと思う。
ただ日々の忙しさでその大切さを忘れてしまっている。僕もそうだと思いました。
大切なものを大切に。どうでもいいことはどうでもいい。
僕の生き方のテーマを思い出しました。
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