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ブルース・スプリングスティーン「STOLEN CAR」「盗んだ車」感想

ブルース・スプリングスティーン「THE RIVER」ボックスセットの発売までもう少し。
ライブツアーの発表の噂はここ2,3日は出て来ていないけれど、
僕は着実に準備を整えている。何か僕の生活が急に充実してきた。
はりあいがあるのがいい。
昨日母に電話したら、母が「待っている時が一番いいでしょう」と言っていた。
僕をずっと見てきた母の言葉。まさにそうだと思った。

アルバム「ザ・リバー」から「STOLEN CAR」「盗んだ車」
この曲は暗い。落ち込んでくる。
彼女に出会い、世帯を持った。
でも次第にお互いの気持ちが離れて行った。
主人公は盗んだ車に乗り、捕まるのを待っている。
誰かこの生活を止めてくれと心の中で叫んでいるのだと思う。

このアルバム「THE RIVER」では希望を持って新しい生活を始めたのだけど、
次第に上手く行かなくなる。
そして最初の気持ちとはかけ離れてしまう。
それでも人は生きていかなければならない。
そういうテーマが流れていると思う。

今までの僕は、それはつらいこと。嫌な宿命だと思ってきた。
でも今の僕は、それでも生きていていいんだよ。
と励ましてくれているように感じる。
なんだかんだ言っても人はたくましいものなのだと僕は思うようになった。

夢を持つことの楽しさ素晴らしさ。
一方でそれを持つことへの代価。
ブルース・スプリングスティーンはそれを愛情を込めて歌っている。
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