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触媒機の二次空気の役目は?


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さて、じゃまな二次空気? の続きです。

先日、駒ヶ根のファイヤーサイドを訪問した際に、試験・実験室を見学したんですが、そこで担当者から聞いたことは自分にとっての常識外、驚きの新事実でした。

触媒へ二次空気を入れるということは、単に未燃焼ガスに酸素を供給するという意味だけでなく、実は過燃焼を防ぐための冷却効果も兼ねていると言うことでした。 このことはまさに目から鱗な話で、フレックスバーンの触媒温度が上がらない理由がこれだったんだと、一気に謎が解けた瞬間でした。

フレックスバーンのインナーパネルを外しアクセスパネルだけにして、構造的にはほぼアンコール状態にして焚いていたにもかかわらず、どうしても触媒温度がすんなり上がってくれないことに頭を痛めてたんですが、冷却をキーワードにフレックスバーンの構造を思い浮かべてみれば、な~るほど! ってな感じです。

と言うことは、フレックスバーンって実に微妙なバランスの中で成り立っている燃焼方式なんだと思いますね。 二次のクリーンバーン燃焼には多くの酸素が必要なんだが、三次の触媒燃焼は空気を入れ過ぎると冷やされて効率が悪くなる。 この相反する条件を満たさなきゃならないってのは大変なことです。

これらを上手く燃焼させるためには、燃焼ボックス全体を相当熱くしないとならないはずで、安定燃焼までには触媒機よりも長い時間を要するってことなんでしょう。

ただ、このことは開発・技術者のEPAデータへの拘りから生まれている燃焼方式だと思うので、設計上のベストな状態で焚き続けないと意味がない。 て言うか、そうすれば確かに廃棄物量と熱効率はスゴイことになるんだろうが、触媒機のようなゆったりとした焚き方は出来なさそうだと今のところ感じてます。

カタログスペックの燃焼効率を見ても分かるとおりで、最後に触媒を通すことで僅か8%の効率アップでしかないので、残留ガスはその殆どが二次燃焼、つまりクリーンバーンで燃やされていることになる訳で、フレックスバーンはどっちかって言うとやはりクリーンバーンに近い薪ストーブなんだと思います。

これらのことについては、また別の機会に書こうと思ってますが、焚き方の違い、自由度も含めて考えれば、結果として燃費が良いのは触媒機じゃないかと思う。


さて、話を戻しますが、フレックスバーン機を触媒機として焚くためには、常にオープン状態の大きな二次空気口が問題だった訳です。 空気は常に入り放題なんだから、絶えず触媒を冷やし続けていることになるので、ここを適度に絞ってやらないと上手く機能しない。 それでガスケットを丸めて突っ込んだ訳ですね。

別の方法としては、上の写真でも分かるように触媒の下側に5つの孔が開けられているんですが、ここは空気口から一番近いので空気もあまり温まってない状態で吹き付けられてるから、ここを塞いでしまうのもいいかも知れませんね。

真冬になったらまた考えますが、今のところフレックスバーンをほぼ捨てて触媒機として焚いてます。 もしかしたらずっとこのままかも知れませんがね(笑)


丸めたガスケットは埃を吸込んで詰まらせると思うので、薪ストーブシーズンが終わったら、簡単なスライド式のシャッターを取り付けようと思ってます。

こっちのランキングも、何とか面倒みてやって下さい。


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