かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

読み解き古事記 神話編

2020年11月25日 | Books
今日も関西。
天気イマイチだが、雨は、大丈夫そうだ。



またまた出た三浦さんの古事記本。

後書きを見ると、本書の企画は、かなり前からあって、執筆も進んでいたのだが、他書が先行し、その後の発刊になったということらしい。

ということで、読んだことのあるような部分も多いのだが、題名にもあるように、読み解きというスタイルをとっており、古事記の神話編のおいしいところを、丁寧に読み解いてくれる。
読みやすいし、面白い。

もちろん三浦さんの個人的な意見も多く入っているのだが、とんでもないと思わせる部分は少なく、そういうこともあったかもしれないなぁというレベルなので、入りやすくもある。

読みやすさの原因は、神話編のおいしいところを中心に読みといているところで、イザナギとイザナミ、アマテラスとスサノヲ、出雲に降りたスサノヲ、オオナムヂの冒険、ヤチホコと女神、オホクニヌシの国作り、制圧されるオホクニヌシ、地上に降りた天つ神という章立てになっている。

この部分は、日本書紀に描かれていない 部分も多く、古事記の最大の見せ場になっていると言える。

それにしても、三浦さんののめり込み度はすごい。身も心も古事記に捧げた?
それほど、日本の成立の真実が古事記に隠されているということなのかもしれないし、その昔、とんでもないストーリーテラーがいて、創作された部分が多いのかもしれない。
よく言われるように、世界各地に残る伝説と共通する話も多い。それもまた、日本形成のヒントになるのだが。

神々の名前の由来を国語的に説明してくれる箇所が多いが、この辺が頭に入りにくいところで、これが名前を読むだけで、その名付け親の気持ちがわかるようになれば、その裏に隠された史実の推理もしやすくなるということなのだろう。

マニアックな本が多い三浦さんの書の中で、読みやすい1冊と言えるのではないか。
続編も書きたいということだが、新型コロナで閉じこもり期間が長くなっており、しばらくは、外の空気でも吸ってのんびりされたいとのこと。
気持ちがよくわかる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姫路城

2020年11月24日 | Other Western Japan


今日は、久しぶりに姫路城に行った。
新幹線からは、何度か見たが、行ったのは、たぶん、大学の時以来。
その後、平成の大修理があって、美しく生まれ変わった。
規模も含めると、日本一のお城だろう。

詳報は、後日として、見所多くて、たいへん?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GIMME SOME TRUTH

2020年11月23日 | The Beatles

今日もいい天気。
諸々の雑事をこなした。



本セットは、ジョンの80歳の誕生日の記念日に出た。
今年は、亡くなってから、40年目にもなり、ジョン&ヨーコ関係のイベントが目白押しだ。
先日読んだ和久井さんの本では、けなしていたが、久しぶりに聞いて、あらためて感動。
この手のセットは、選曲が難しいが、米大統領選挙を前に、ジョンらしい?選曲になっている。

ただ、なんといっても音がすばらしい。
リミックスというのか、リマスターというのか。
ブルーレイには、3種類の音が入っていて、ドルビー・アトモスという新技術では、音の広がりが、より感じられる。
5.1chもあり、これらを聴いてしまうと、2chでは物足りない?



おまけも豪華で、日本盤にはご丁寧に末tき。

先日、NHKで、ジョンとヨーコの特集番組があったが、それと、ダブルファンタジー展と共にこのセットを聴くと、ジョンのソロになってからの思いが、ストレートに伝わってくるような感じがする。
やや、美しく描きすぎるきらいもあるが、それでもいいではないか。

逆に、ヨーコに出会ってから、ジョンは本来のジョンではなくなってしまったという風潮に洗脳されていたようにも思う。
ソロのジョンの音楽をコンパクトに聞き直したい人にお勧め。
ジョン・レノンを聴け!?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出雲の古代史

2020年11月22日 | Books
今日もゴルフ日和。
スコアは、普通だったが、ゲームの方が......



本書は、ずいぶん前に買ったのだが、積読になっていた。

そもそも初版は、1976年。私が、まだ高校生の時。これは、48刷で、2005年発行。
これだけ、読み続けられているということは、名著に違いないと思ってゲットしたが、読んでみて、その通り名著だと思う。

まだ、出雲での考古学的発見が少なかった時代に、古代出雲の様子を、当時入手可能な情報を元に、できるだけ再現した。

まずは、出雲の地形、古書に残る姓の分布、古墳の形態とその分布、風土記に残る地名や神社の分布を元に、記紀に記されていない、出雲の実態を推理する。
出雲と言っても、東と西は対立しており、東が統一。そこに、吉備からの勢力が加わり、鉄、玉の生産力もあり、巨大な勢力に成長。
大和からは、やや遠いところにある、かつ韓国とも近い、大勢力と恐れられtいた。

そして、大和が地方豪族を支配下に収めていく過程で、出雲に何が起こったのか。
これは、奈良時代に入ってから、出雲を統治した国司の様子から推理。

記紀では、出雲の話は、神話に紛れて遠い昔のことのように書かれるが、実は、まだ出雲の勢力を大和朝廷の支配下にするのは、現在進行形だったのではないか。
また記紀に記される出雲の神々の話は、出雲の語り部4人の話を元にしたもので、大和に伝わっていた話ではないのではないか。それが、記紀制作の過程で、こんがらがった?

様々な考察がなされ、その一つ一つが興味深い。
その後出雲では様々な考古学発見があったわけだが、本書で考察した内容にどう影響を与えるのか、さらに興味は深まるが、著者の門脇氏は亡くなられ、別の切り口からの考察が多くなっているように思う。

5世紀から8世紀頃の、出雲と朝廷とのリアルな歴史に焦点を当てた書で、面白かった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Beautiful

2020年11月21日 | Music


今日は、久しぶりのミュージカル。
バックビート以来?
キャロルキングの、半生を題材にしたミュージカル。
ご本人、お墨付きなので、ストーリーに、大きな間違いはないのだろう。



キャロルキングは、つづれおりが大ヒットして聞いていたのと、ジェイムステイラーとのステージを見れたぐらいの接点しかないが、感動的なストーリーだった。
そもそも、彼女が、表に出たのは、つづれおりからで、それまでは、作曲家としての裏方だった。
だから、知らない人が多かったと思う。
本ミュージカルでは、その時代の話が、半分以上。
シンガーソングライターとしての彼女は、半分以下。
だからこそ、感動を呼ぶ。
配役もはまっていて、再演になったのも頷ける。
まだ、公演は、続くので、未見の人には、お勧め。



帝劇近辺は、クリスマス仕様。



また、ボジョレヌーボーをいただいてしまった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする