今日もゴルフ日和。
スコアは、普通だったが、ゲームの方が......
本書は、ずいぶん前に買ったのだが、積読になっていた。
そもそも初版は、1976年。私が、まだ高校生の時。これは、48刷で、2005年発行。
これだけ、読み続けられているということは、名著に違いないと思ってゲットしたが、読んでみて、その通り名著だと思う。
まだ、出雲での考古学的発見が少なかった時代に、古代出雲の様子を、当時入手可能な情報を元に、できるだけ再現した。
まずは、出雲の地形、古書に残る姓の分布、古墳の形態とその分布、風土記に残る地名や神社の分布を元に、記紀に記されていない、出雲の実態を推理する。
出雲と言っても、東と西は対立しており、東が統一。そこに、吉備からの勢力が加わり、鉄、玉の生産力もあり、巨大な勢力に成長。
大和からは、やや遠いところにある、かつ韓国とも近い、大勢力と恐れられtいた。
そして、大和が地方豪族を支配下に収めていく過程で、出雲に何が起こったのか。
これは、奈良時代に入ってから、出雲を統治した国司の様子から推理。
記紀では、出雲の話は、神話に紛れて遠い昔のことのように書かれるが、実は、まだ出雲の勢力を大和朝廷の支配下にするのは、現在進行形だったのではないか。
また記紀に記される出雲の神々の話は、出雲の語り部4人の話を元にしたもので、大和に伝わっていた話ではないのではないか。それが、記紀制作の過程で、こんがらがった?
様々な考察がなされ、その一つ一つが興味深い。
その後出雲では様々な考古学発見があったわけだが、本書で考察した内容にどう影響を与えるのか、さらに興味は深まるが、著者の門脇氏は亡くなられ、別の切り口からの考察が多くなっているように思う。
5世紀から8世紀頃の、出雲と朝廷とのリアルな歴史に焦点を当てた書で、面白かった。
スコアは、普通だったが、ゲームの方が......
本書は、ずいぶん前に買ったのだが、積読になっていた。
そもそも初版は、1976年。私が、まだ高校生の時。これは、48刷で、2005年発行。
これだけ、読み続けられているということは、名著に違いないと思ってゲットしたが、読んでみて、その通り名著だと思う。
まだ、出雲での考古学的発見が少なかった時代に、古代出雲の様子を、当時入手可能な情報を元に、できるだけ再現した。
まずは、出雲の地形、古書に残る姓の分布、古墳の形態とその分布、風土記に残る地名や神社の分布を元に、記紀に記されていない、出雲の実態を推理する。
出雲と言っても、東と西は対立しており、東が統一。そこに、吉備からの勢力が加わり、鉄、玉の生産力もあり、巨大な勢力に成長。
大和からは、やや遠いところにある、かつ韓国とも近い、大勢力と恐れられtいた。
そして、大和が地方豪族を支配下に収めていく過程で、出雲に何が起こったのか。
これは、奈良時代に入ってから、出雲を統治した国司の様子から推理。
記紀では、出雲の話は、神話に紛れて遠い昔のことのように書かれるが、実は、まだ出雲の勢力を大和朝廷の支配下にするのは、現在進行形だったのではないか。
また記紀に記される出雲の神々の話は、出雲の語り部4人の話を元にしたもので、大和に伝わっていた話ではないのではないか。それが、記紀制作の過程で、こんがらがった?
様々な考察がなされ、その一つ一つが興味深い。
その後出雲では様々な考古学発見があったわけだが、本書で考察した内容にどう影響を与えるのか、さらに興味は深まるが、著者の門脇氏は亡くなられ、別の切り口からの考察が多くなっているように思う。
5世紀から8世紀頃の、出雲と朝廷とのリアルな歴史に焦点を当てた書で、面白かった。