かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

アジアの仏教と神々

2012年07月26日 | Books
うだるような暑さが続いている。風邪ひかないように、気を付けよう。



本書は、書店で、衝動買いした。亜細亜を周ると、仏教と、土着の宗教との関係がさまざまなことに気付く。日本も例外ではない。

本書の題名をみて、その辺の理解が深まるかなと思ったのだが、ちょっと難しかったかも。
亜細亜の重要な国は、網羅されているが、国ごとに、執筆者が異なるため、ハイライトの当て方が、異なる。

ラオスなどは、まさに私が、見た通りの内容になっているのだが、ベトナムなどは、ほとんど知らない内容になっている。お葬式にテーマを絞っている国もあるし。

ただ、通して読むと、亜細亜の国々が、仏教とどう折り合いを付けて来たかが、浮彫になって面白い。日本の場合、最初は、あの物部氏vs蘇我氏の戦いがあって、勝利した天皇家が仏教を国を治める軸に据えて、聖徳太子が仏教を重んじて....
でも、日本のところは、法会や、シャーマン、霊神などがテーマの記述になっている。

中国では、疑経のことがテーマになっている。中国では、堂々と疑経が作られたが、さまざまな理由があった。①世俗権力との迎合と批判②儒教、道教との関わり③中国固有の思想や俗信の混入④インド思想を脱した中国独自の思想展開など。
盂蘭盆会経などは、②の範疇という。

コラムでは、媽祖信仰や、金毘羅の由来などが述べられる。

ややマニアックだが、文字通り、亜細亜と仏教に興味にある人は、読んでみてもいい。
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Profiling! THE BEATLES SOUNDS

2012年07月25日 | The Beatles



今晩は、SL広場で待ち合わせだったんだけど、ステージで、待ち合わせ場所が占拠されていた。明日ぐらいから、夏祭りらしい。夏真っ盛り!



またまた、ビートルズ本が出た。不破さんという、日本フォノグラムに勤められていた方の本。

あまり、期待していなかったのだが、まずまず。いや、かなりいい線いってる本だった。

一番最後に、不破さんのビートルズ体験が綴られているが、まさに、完璧なビートルズ第一世代。日本にポップスが入ってきたころ、小学校高学年。ビートルズが紹介されたころ、中学生。解散した時に大学卒業。一番多感な時期に、ビートルズが、大活躍していた訳。
完璧な、第二世代の私にとっては、うらやましい限りだ。

資料そのものは、一般でも、入手可能な本が中心だが、徹底的に読んで、業界人らしい洞察を加えることによって、独自のストーリーを展開しており、それが、奇想天外ではなく、ありえるなというストーリーになっている。

例えば、アビーロードが作られたのは、Let It Be が、一旦空中分解したためとの説。EMIとの契約は、超長期契約だったが、70曲提供した段階で、見直せる条項が入っていた。アビーロードを完成させることにより、EMIとの契約見直しが可能になったのだ。
本当かどうかわからないが、あり得るかな?

新しい発見もあった。
私が、最初に買ったLet It Be は、輸入盤だったのだが、端っこにはさみが入れられていた。単に、セコハンだよという意味かと思ったのだが、当時マネージャーになったアレンクラインの無茶無茶商法により出来た産物だったのだ。

アメリカでのビートルズの楽曲の発売を仕切っていたアレンクラインが、イニシャル出荷数に固執し、何と370万枚という気の遠くなるような出荷を行ったという。出荷を行えば、印税は、確定するので、ビートルズは、OK。
『70年代後半からカットアウト盤と呼ばれ、ジャケットの一部を乱暴に切り取った『レットイットビー』が日本の輸入盤専門店でもチープな価格で販売されたのは、クライン流はったり商法の後遺症だ。』
そうだったのか!

録音から発売までの日数分析から、その時の事情を読み解くなども面白い分析だった。

レコードデビュー50周年!と銘打っているが、かなりマニアックな本。
ディープなビートルズファン向け。


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山中千尋 Because

2012年07月24日 | The Beatles


日経を読んでいたら、こんなCDあるよなんて紹介されていたところに、AMAZONからのDM。
思わずGETしてしまったのが、このCD&DVD。

NY在住のジャズピアニストの山中さんの異色のビートルズ曲集と、日経の説明にはあった。

確かに、原型はどこに?という曲もあるが、心地よい。
速弾きだし、かなり熱のこもった演奏なのだが、それを感じさせない軽やかなリズムに乗って、ビートルズの曲が、流れていくのが、いい。

おまけなのか、一部なのかわからないが、DVDが付いていて、山中さんのピアノと、ベースとドラムの映像付の楽曲が3曲ついてくる。3人、セパレートされた部屋で、ヘッドフォンを聴きながらの、絶妙のコンビネーションの3曲。
3曲への思い入れが感じられる1枚。

日本人への贔屓目があるのかもしれないが、それ抜きにしても、世界に通用しそうな演奏だ。
イベントへの申し込み券がついていて、当たらないとは思うけど、一応申し込んでおいた。
もし当たったら、直に演奏を聴けるかもしれない。

ビートルズファン、ジャズファンにはお聴きいただいて、感想を聴かせて欲しい。特に、ジャズの知識は、ないので。
そういえば、ELPのアルバムで聴いたことのあるフレーズも入ってたっけ?どの曲だったかな?
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桑田佳祐 I LOVE YOU

2012年07月23日 | Music


今回の、古代九州探訪の旅で、FMで、ずっと、桑田さんの曲が流れていた。福岡公演の予約受付開始日とのことで、そのキャンペーンも兼ねてということらしかったが、久しぶりに、まとまって、彼の曲を聴いた。

サザンの末期、某アルバムを聴き、もういいかなと思って、ほとんどウオッチしてなかったのだが、その後独立し、いい曲を作り続けていたんだと改めて知った。
その集大成のベストアルバムが出たので、久しぶりにGETした。

バラエティに富んでいるが、やはり出色なのは、バラッドだろう。年季を重ねるにつれ、円熟味も増している。
同世代ということも、共感を覚える一因かも。

初回プレスはおまけつき。初CD化の曲もあるし。

サザンのコンサートに行ったのは、もう30年近く前なんだなぁ。いとしのエリーがオープニングだっだけっけ。
確か、奥さんがおめでたで、EPOが代役だったから、お子さんは、もう20代後半?
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古代九州探訪の旅その6 吉野ヶ里歴史公園 倉と市・南のムラ

2012年07月22日 | Other Western Japan
今日は、ゴルフ。朝、霧雨だったが、午後からは雨もあがり、この時期としては、最高のコンディションになった。スコアもまずまず。



生活や、祈りの場の外に、倉や市の並んでいたと思われる地域がある。
奥に見えるのが、北内郭。



住んでいる地区と、倉・市の地区は、環濠で、分けられている。環濠の中が、プライベートな地区で、外が、パブリックな地区という整理があったのだろう。



高床式倉庫が並んでいる。壮観だ。



毎朝、ここに集まって、物々交換がされていたのだろうか。



昼ごろには、真夏の天気になってきた。



これは、南のムラ。中まで行かなかったが、一番庶民的な地域と考えられている。
全部で2時間半ぐらいいただろうか。弥生の生活を、知りたいのであれば、ベストな施設ではないか。車で行けば、福岡からすぐ。電車だとどうなのかな?
子ども連れでも楽しめるよう、工夫されている。

入口近くのレストランで、”がばいちゃんぽん”なるものをいただいたが、ちゃんぽんを辛くしたもので、歩き回った後で、おいしかった。
やっぱり、九州にきたら、ちゃんぽんと、モツ鍋は、かかせない。


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