金沢は空襲に遭っていない。だから古い家をよく見かける。ただ、街そのものが残っているところは、そう多くない。
ひがし茶屋街は、数少ないそんなスポットで、観光客に人気だ。外国人の方も、多く訪れていた。
茶屋というと、”紳士の社交場”といったところか。かつては、月メさんが、大勢いらしたのだろう。
昼いただいた”かいどう”さん。昔の茶屋を、洒落たステーキ&ワインの店に改造。2カ月前にオープンしたばかりというが、いい雰囲気のお店だった。食材にも、地元のもの中心に、こだわりが感じられる。夜だったら、ワインもというところだが、そうするとお値段は?
2階に、ご夫婦で住んでおられるそうだ。写真の手前側には、ワインルームもあり、凝っている。
メイン通りと並行した通りも、観光地化してきて、土産物屋が並ぶ。
北陸新幹線開通が近づき、観光業者、不動産業者の期待は、高まっている。
志摩さんの建物は、重文で、内部が公開されている。1820年に建てられたものという。
こちらは、中やさん。お茶屋文化館として、こちらも公開されている。ちょっと高いが、どんなものかのぞいてみた。当時の雰囲気が、よく残されている。
青壁の部屋があって、珍しかったが、よく見るベンガラ色より、高級らしい。
当時の芸者さんたちの小道具も展示されているが、芸術的にも価値の高いものだ。
浅野川をはさんだ反対側に、主計町の茶屋街が見えた。この景色も風情がある。
立派な、薬屋があった。3.5階建てで、柱は、木曽から運んだという。こういう木造建築も、本当に見かけなくなった。
住んでいる人が高齢になってきているし、メンテ、税金など、維持費がどうしても高くなる。