かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

重要文化財の秘密

2023年05月02日 | Culture・Arts


今日は、最高の天気。
GW中で、電車も少し空いている。
明日から、5連休。

会期末が迫った重要文化財の秘密展に行って来た。
すぐチケットが入手できたので、リラックスして行ったら、結構な人出。

明治以降の作品で、重文に指定された様々な分野の芸術品が、一同に介している。
近代美術館収蔵品は、見たことのある作品が多いが、その他の美術館に修造されている有名な作品は、初めての作品が多い。
写真では、どこかで見たことがある作品がほとんどだ。
作家名は、知っていても、初めての作品も多い。



5月14日まで。



これは、明治10年、高橋由一作の鮭。
重文には、日本画の方が先に指定されだしたという。
絵の説明だけではなく、重文指定の経緯や、その頃の世相なども解説されていて面白い。
それが、本展覧会名の所以だ。
洋画の重文指定第一号。



黒田清輝の湖畔。
明治10年の作品。
芦ノ湖畔という。
切手のデザインになっていたので、昔から知っている。
平成11年に、重文に指定された。



萬鉄五郎作、裸体美人。
2000年に、重文に指定された。
強烈な印象を与える。
常設展にも、萬鉄五郎の作品があるが、当時のヨーロッパの様々な作風にチャレンジし続けていたことがわかる。



こちらは、彫刻のコーナー。
高村光雲の老猿。
凄い迫力だ。
洋画より、彫刻の方が、重文らしいと感じてしまうのが、不思議だ。
近代の芸術は、分野が多様化し、重文指定の傾向が変遷している。



これは、工芸品のコーナー。
鈴木長吾の十二の鷹。
1893年の、シカゴ・コロンブス万博への出展作品という。
国を代表する作品だった。



これは単独作品。
こちらは鷲。
素晴らしい。



初代宮川香山の褐釉蟹貼付鉢。
明治14年作。
平成14年重文指定。
これも有名な作品だが、直に見ると凄い迫力。
どうやって作ったのか?



ごく一部しか紹介できなかったが、素晴らしい中身の濃い展示だった。



常設展もがらりと入れ替えられていた。
本展が終わったら、ある程度元に戻すのだろうが。
特別展との関連展示も多くて楽しめる。
結構、常設展にも訪れている人も多かった。



草間彌生の作品は、やはり強烈。
何年制作活動を続けられているのだろう。



これは関連展示。
特別展にあった今村紫紅の熱国之春という作品の取材スケッチ。
インドのガヤという。



私も訪れたが、確かお盆の発祥の地だった。
当時は、訪れるのも大変だったろう。
ペナンや、ミャンマーも訪れている。



景気のいい部屋。
東京国立近代美術館70周年記念展にふさわしい素晴らしい展示だった。
満喫した。
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