かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

天皇陵古墳への招待

2019年11月22日 | Books
せっかく秋が来たと思ったら、もう冬の冷たい雨。
本当に日本の気候は厳しい。



古墳巡りの旅のご報告は、完了したがその前に予習で、読んだ本を数冊ご紹介。
本書は、元祖古墳研究家と読んでもいい森浩一さんの渾身の1冊。
森さんの古墳との関わりから、その後の新発見、新議論等も取り入れ、読みやすい1冊になっている。
古墳については、我々が習ったころとは全く様相が異なっており、新発見、新説が、次々と。
森さんもその議論の中心人物の一人なのだが、明治維新以降、古墳の被葬者については、天皇家の祖先につながる議論で、半分アンタッチャブルになっていたものが、自由な議論ができる世界になってきたというのが大きい。

そして、高度成長時代、多くの古墳が破壊されそうになったいたのを、森さんたちが、必死に食い止め、今の古墳ブームがある。

有名な古墳群が、これまでどう考えられてきたか古文書をひも解きながらの推理も面白い。

古墳の面白さを凝縮した1冊と言えるのではないか。
コメント
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