今日は、フランコ酒井さんの話。
会場が東京駅に近かったのでちょっとぶらぶら。
STAR WARS にちなんだツリーなのだが、ちょっといまいち?
KITTEビルは、忙しそう。
例の事件が影響?
ツリーは、まだだった。
オリンピックが近づいてきた。
ダメ元で、応募してみるか?
フランコ酒井さんの話の最初のテーマは、「私はマリア・カラス」の映画をチラ見しながらのマリアカラスの生涯の話。
感動的だった。
ミラノスカラ座に行った時に彼女の話は、一度聞いたのだが、ビジュアルに説明されるとぐっと理解度が上がる。
この映画は、いろんなフィルムを引っ張り出して、作成されているそうだが、酒井さんによると、完璧だという。
例えば、観客が映した白黒プライベートフィルムをカラー化して、別の男を被せたりして、臨場感を出している。
シカゴのリリックオペラ、ニューヨークのメトロポリタン、ローマ劇場、ミラノスカラ座、パリのオペラ座での様子、プライベートの様子、インタビューなど、様々なシーンが残されている。
ギリシャの移民だった彼女は、戦時中は、ギリシャへ行き不遇。しかし、音楽の勉強を続け、お金持ちの30歳年上の人と結婚、スターになる。しかし、その夫に愛想をつかし、大富豪のオナシスと恋仲に。しかし、オナシスがジャッキーを結婚することで破綻。
オペラも引退同様になり、最後は、リサイタルで世界を回るが、53歳で、謎の死を遂げる。
最後に残された映像は、札幌でのリサイタルというから何の偶然か。
DVDをゲットして、もう一度味わいたい。
もう一つ強調していたのが、当時は、劇場の支配人が知識と力を持っていて、全体で、いいオペラが作られていたが、今は、そのような人がおらず、結局、指揮者と演出家が力を持っていて、オペラ歌手が育っていないということ。
スカラ座の支配人は、素晴らしく、メトロポリタンの支配人は、粗製乱造で、カラスと対立した。
確かにそうだ。
その元凶はカラヤンというがどうか。
第二部は、筒美京平の話。
こちらは、時間切れで最初の部分だけになってしまったが、BSフジで2002年に放映された映像に沿った解説。
こちらは、ユーチューブで見れるそうだ。
これを見れば、日本の歌謡史がわかるという。
本人と関係者が筒美京平について語り尽くすプログラムで、独学で、ピアノを習得。洋楽担当で、ポリドールに入ったが、それでヒット曲のつくり方を体感。
涙君さよならを外国の歌手に歌ってもらい成功。
それから、作曲の道に入り、60年に渡って、ヒット曲を出し続ける。
これまた凄い話。
ただし、メディアにはほとんど出ないため、その実態はあまり知られていない。
本当に楽しい話だった。