かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

おくのほそ道2007 その17 山寺最終回

2007年10月15日 | Tohoku ( Japan )
山寺の話も、長くなってきたので、先を急ごう。
登りと下りでは、若干道が違うが、割愛。下りたら、川沿いに、対面石というのがあった。慈覚大師が、当地を訪れた時、この付近の様子を、地元の人に尋ねた様を表した石だという。その後、慈覚大師は、近辺の殺生を禁じたので、獣達が喜び、踊ったのが、今は、当地のシシ踊りに受け継がれているのだという。



そこから、仙山線の反対側にあり、さっき見下ろした山寺芭蕉記念館に行った。山寺を登った後歩くと、ちょっとあるが、タクシーで行くほどでもなく、中途半端な距離にある。行ってわかったのだが、ここからの山寺の眺めが最高なのだ。元駐日大使で、日本文化にも造詣が深かった、ライシャワー氏の石碑もあった。



中の展示は、芭蕉さんの書を軸として、芭蕉さんの生き様が、わかりやすく展示されている。保存上の問題で、レプリカが多いが、やむをえまい。
なぜか、ウルトラマン系の絵葉書がたくさん販売されていて、よく見ると、成田亨さんという方を中心とした、怪獣達のデザインを生み出した方々の作品の企画展が催されていたようなのだ。思わず、図録を買ってしまった。芭蕉記念館に来て、こんなものに出会うとは思わなかった。夢中になって見た怪獣のデザインの生まれる過程を、今になって目の当たりにして、感慨無量だった。特に、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンに出てきた怪獣達の原画は、感涙ものである。

芭蕉記念館の複合施設には、その他、レストラン(下の写真)、土産物屋、茶屋などがあるが、ちょっと高級なのと、時間の都合で、パス。



駅に帰る途中で、食堂(その名をますやという)があったので、ぶらっとはいってみた。扉を開けたらいきなり、飼い犬が襲って来て、肝を冷やしたが、山寺を見上げながら、のんびり、一人で(客は、ずっと私だけだった)、ビールを飲みながら、山菜そばを食べた。味は普通だが、贅沢な、ひと時であった。


コメント
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