「くもの糸」

小学4年と5年の孫たちに読書の楽しさを感じてもらいたいということと国語力を少しでもアップさせたいということで、毎週「じいちゃん教室」を行うことにした。
子どもに対してやったことがないのに、などと妻が冷やかすのだが、「人生手遅れはない」ということだ。
最初に読むことにしたのは芥川龍之介の「くもの糸」。まず声を出して読む。

この作品は短いから20分ぐらいで読み終えた。難しい漢字もない。
カンダタがくもの糸にしがみついて上ってくる無数の罪人たちに「おまえたちは落ちろ」を叫ぶ。そのとたんに糸は手元から切れて、自分もまた地獄に落ちていく。

お釈迦さまはカンダタが血の池に沈んでいくのをみて「かなしそうなお顔をなさりながら、またぶらぶらお歩きになりはじめました」。

話も難しくないし、教えも理解しやすい。ただ「大乗仏教の思想」との関連は小学生には難しそうだ。無理はしなくてもいいだろう、という感じだ。

次回は「杜子春」か。

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