国勢調査

大正9(1920)年から5年に一度の割合で行われているという。今回は20回目。今年が100年目ということになる。

人口動態とか国民所得の動向などを全国的規模で調べる。それは日本の未来を総合的につかむことになるという。そういう建前。

先日配られたこの用紙を開いた。家族構成や働いている・いない、勤め先、等少々書くことに抵抗を感じる。こんなことを政府は把握する必然性がどこまであるのだろうか、という疑問も浮かぶ。一応書く欄は埋め、明日郵送しよう。

これに似た調査は奈良時代に行われていた。戸籍・計帳だ。この計帳のようすが高校の教科書に載っている。
戸主は誰で、このもとにどういう人がいるか、その名前、戸主との関係、年齢、などの他に、頬にほくろがあるとか、左の頬にキズがある、とか。それぞれのメンバーの身体的特徴をこまかく記録している。

今の国勢調査のさきがけが1200年も前に行われていた。(尤もこれはその後続かない)。
支配者は国民ひとりひとりを掌握したいのだ、ということがよくわかる。今の国勢調査を関連させて思うと妙な気分になるのだが。
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