「物忘れ」は年のせい?

若い頃、自慢じゃないが記憶力は普通以上だった。電話番号など2回ほど番号確認してかけたら大体覚えてしまった。そんなことは大なり小なり一般の人誰もがいうことだろう。

しかし今は忘れることが多い。「これはここに置いたのだ」というような確認を心の中でしておいても「あれどこだった?」とおたおたする毎日だ。

こんなことでよく授業ができるな、と自問自答するが、授業でやっていることは「歴史」だ。大昔のことは忘れない。子どものころ何をした、とか隣近所にどういう人が住んでいた?などはほぼ覚えている。だからわが記憶は時間がたったその過去の時間の長さと比例するのか、と述懐する。ちょっと前のことは忘れるがはるか以前のことは記憶に残る。

人生こんな形で過ぎていくのだろう。物忘れは年のせいなのだろうが、これは仕方がないことだ。昨日のことは忘れてしまうが20年前のことは覚えているよ、とやせ我慢することか。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 国勢調査 「アカデミー... »