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曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

今日から南津海の収穫です。

2017年05月10日 | 日記

今日の蝶

アサギマダラの雄がスナビキソウで吸蜜しています。

このスナビキソウでの吸蜜は雄のアサギマダラにとってとても大事なことなのです。スナビキソウが花や茎や葉に含んでいるピロリジン アルカロイドと言う物質を雄は体内に取り込んで雌への誘引ホルモンを作らなければなりません。このようなホルモンを持たない雄を雌は受け入れてくれないからです。アサギマダラの雌はこの草に興味を示しません。

 


 今日から南津海の収穫を始めました。もう少し熟するのを待ちたいところですがお客様も待っていることだし、暑くなると樹への病気も心配なのでこれから何日かかけて収穫します。味ののっているものから販売して行きますが、夏まで貯蔵するものは少し酸味も必要です。南津海の後は弓削瓢柑を6月まで収穫します。

 


南津海(なつみ)の収穫作業

秋のみかんの収穫と違って、今は花が咲いています。ミツバチが飛び交い、甘酸っぱい花の香りがいっぱいです。気温が高くて収穫作業は汗ばむほどです。

 

 


南津海(なつみ)の花が咲き始めました

2017年05月05日 | 日記

南津海の花

南津海の果実は5月に収穫します。南津海の花の咲くのも5月です。今咲いている花の実は来年の5月に実ります。

 


 今日は朝から気温が上がり一気に夏を思わせる天気になりました。遅れ気味だった柑橘の花も白さが目立つようになり遅れを取り戻そうとしているようです。桜が遅かったように季節の遅れで南津海の収穫も例年より少し遅くなっています。それでも来週には収穫を始めます。

世間では大型連休の真っ只中、私も天気の良さに誘われて海とアサギマダラを見に行きました。アサギマダラの方はさすがに暑すぎたのかみんな林の中に隠れていて飛んでいるものはいませんでした。海水温が低いため今の時期には水がとても澄んでいます。海の中は季節が2か月ほど遅れますので冬が終わって春に差し掛かったばかりです。透明な水は空の青さをよく反射してとてもきれいな青さです。いつも見慣れた風景ですが思わず海の青さにカメラを向けたくなります。

 


もうすぐ収穫の始まる南津海

 

 

 


初夏の瀬戸内海

地家室の海

太公望 ?

ここの海の中にはニホンアワサンゴの大群落があります。

ところてんの原料のテングサを取っていました

 

佐連の海

真南の方角で愛媛県の佐田岬の先端が見えます。

沖家室への橋です。

 

夕日の丘からの眺め

下の方に竹藪がありますが竹は今秋を迎えています。落ち葉の季節です。

源明山とふもとの西安下庄  黄緑色の椎の木が今の季節には目立ちます。

真西の方角は九州の山々です。

立島  昭和30年代には30軒くらいの家があり子供もいて小学校の分校がありました。

元の集落は森におおわれて今は建物が1軒だけあります。

 


春のアサギマダラがやって来ました

2017年05月02日 | 日記

今日の花

レンゲ   まだ咲いています

 


 5月です、スナビキソウの花が咲き始めました。そして、南の島で生まれたアサギマダラが北上してくる季節です。今日はどうでもアサギマダラに会いに行こうと仕事を早めに切り上げて、11時頃から佐連の海岸近くにあるスナビキソウの園地へ行ってみました。着いた時にはアサギマダラの姿はありませんでしたが、きっと出てくるぞと林の方を眺めながら待っているとふわふわと1頭のアサギマダラが出てきました。そしてスナビキソウにとまりました。今年初めてのアサギマダラです。翅が少し破れていて生まれたばかりの新鮮個体ではありません。きっと南の島からやって来たものに違いありません。ようこそ、大島へ。

これから5月中は南からやって来る蝶と地元の山の中で生まれた蝶とでだんだん数が増えてきます。そして、多くのアサギマダラは夏にかけてずっと北日本の方まで上って行きます。北日本では夏の間主に繁殖して秋には大きな群れになってまた南を目指してやって来ます。

 


スナビキソウにやって来たアサギマダラ

スナビキソウの花

 

現れました。

 

 

しばらくするとまた林の中へ

 

 

近くの夕日の丘にはアサギマダラはいませんでした。

海も山もすっかり初夏ですね。