曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

挿し木や種をまいて椿の山を作ろう

2016年04月27日 | 日記

 今日の花

昨年の10月から咲いている椿の花もほとんど終わりになりました。新芽が伸びています。この椿を庭に移植しました。

 


 今夜は少しマニアックな題材です。昔は全く関心の無かった椿ですが蝶に興味を持ち始めたのと同じ頃から椿を植えることを始めました。10年余り前に椿マニアの友達が植えてみないかと小さな椿の苗を数十本送って来たのがきっかけでした。椿の花は以前から嫌いではなかったのでどんな花が咲くのか楽しみにして育てることにしました。実生苗だったので数年してもなかなか花が咲きません。8年目くらいになって樹が1.5mを越すようになってようやく花を見ることができるようになりました。つぎつぎと今まで見たことの無い椿が咲くのを見て不思議な感動を覚えました。それまで無関心に眺めていた椿の花と樹を改めて見直すようになり京都や奈良の古い庭園の中でも椿を探して歩くようになったものです。野山に生えている藪椿でさえいろんな変種があることが分かりました。いつしか素敵な椿の花を見かけると枝をもらってきて挿し木をするようになり小さな椿の苗が庭のあちこちに置かれるようになりました。椿は簡単に挿し木のできる樹木で増やすのは容易です。そして椿の良い所は日当たりの良い所でも日陰でもよく育つことです。普段は忘れられてしまうような隅っこに置かれた鉢もあります。2~3年前に沢山挿し木をしたので今年は少し整理をしようと思って植え替えを始めました。椿の樹は成長が遅いとはいえ樹木ですからやがては庭に置けなくなります。先々どうしたものかと考えていたのですがようやく先の見通しが決まりました。椿の山を作ろうと考えたのです。山に植えるのであれば1000本でも平気です。ただ家の庭と違って管理が行き届かないので少なくとも1.5m以上に育ててから植えなければなりません。手始めに以前友達からもらった20本余りの椿が2mくらいになっているので山に移植することにしました。その中でお気に入りの株は我が家の庭に移植することにしました。庭木を増やすことはカミさんからきつく止められているので今植わっている庭木をのけてからでないと植えられません。それで40年我が家の庭にいた平戸ツツジを2本を起こすことにしました。それでようやく庭の中へ取り込むことができたのです。そして椿山つくりへの長い道のりも始まりました。1000本の椿を椿山に植えるためには元気で長生きをしなければなりません。40歳の時から始めた桜1000本は達成はしていないもののほぼ満願に近くなっています。これから始める椿1000本はちょっと厳しいかもしれませんが花咲か爺さんを目指して頑張りましょう。今日受けにいった健康診断ではお医者さんから〇がもらえました。

 

 


椿を庭へ移植

 

掘り取ったツツジは捨てるのもかわいそうなのでみかん畑の隅に植えることにしました。

ツツジを掘り取った後に椿を植えます。

 

畑の端っこに20数本の椿があります

 

まず掘り取りです

 

庭に掘った穴に植え付けます

 土を埋め戻した後は水をたっぷり入れて土がドロドロになるまでゆすり込みます。

2本の移植が完了しました。

薄紅小町の花です。この椿は不思議な咲き方をします。10月の末に咲き始めたころは白い花弁にピンクの覆輪が入ります。3月の終わりころには白いところはなくなって全体ピンクの花となります。

11月の薄紅小町

3月の薄紅小町

 

残りの20本は計画通り山に植えました。