今日のホタル
山からヒメホタルを1匹連れて帰りました。 明日の朝には山へ帰しに行きます。
ホタルと言えば誰も水辺を想像しがちと思います。清流に飛ぶゲンジホタル、田んぼのあぜ道で見るヘイケホタル、どちらもホタルの幼虫は水の中で育ちます。そして水のそばのコケなどに卵を産むのでホタルの成虫は水辺から遠く離れることはありません。
ところが、山の中で育つホタルの仲間もいます。その一つがヒメホタルですが、林の中などで育ち少し開けた林の中で早い点滅をしながら飛び回る姿は川辺で見るホタルと全く風情が違います。ゲンジホタルの光が緑がかった光で長く尾を引くように飛びますが、それに対してヒメホタルの光は黄色くて鋭く早く点滅しながら飛びます。チカチカと点滅しながら林の中を縫うように飛ぶ様は幻想的です。
今夜は三脚にカメラを取り付ける金具を忘れて行ったので、三脚の上にカメラを載せて手で持ちながらの撮影だったので、多少のぶれがあります。また今夜は月がとても明るくて林の外は明るすぎて困りました。
山の中の林道にたった一人でいるとやはり不気味というか、最初は暗闇に多少恐怖を感じます。でも1時間も撮影しながらホタルを眺めていると闇の世界にも慣れてきました。それでも森の中や草地には入らないようにしています。もののけの世界と人の世界には境界を作らねばなりません。
林の中や林道を飛ぶヒメホタル
ヒメホタルの軌跡
山の中の駐車場にて
開けた所にいると本当に明るいのです。
木々の間から下界の町明かりが見えます
山の中の別世界はいかがでしたか。