曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

柿の比較

2017年11月14日 | 日記

今日の紅葉

ツタ  みかんの作業場の壁にツタが張り付いていますが、夏には室内の暑さを和らいでくれます。秋にはこのように紅葉が見られます。

 


 今日は柿のお話ですが、その前に、今年の異変について一言触れたいと思います。どこにでも見られるカラスのことですが、今年は群れカラスが安下庄にいません。例年ですとみかんの熟するこの時期に数百羽のカラスが何処からかやって来て安下庄に住みつきみかんや柿を食べます。我が家には小さな富有柿の木が1本ありますが例年なら網をかけてカラスから防がないとほとんど食べられてしまいます。ところが今年はカラスが食べに来ないのです。でも油断はできませんけどね。

本題の柿のお話です。私は以前、柿はあまり好きではなかったのでほとんど食べませんでした。最近は食べるようになったのですが大好きと言うほどではありません。あれば傷ませないように食べるだけです。先頃には西条柿の熟柿を毎日食べていましたが、今は平核無と富有柿です。この2品種は日本で1・2の代表的な柿ですが、富有柿は西日本に多くて生産量は日本で一番多い品種で、平核無は東から北日本で栽培されて生産量は2位です。産地が分かれているのは適地の問題なのでしょうね。福島の知人から毎年平核無をいただいて食べていますが今日は富有柿と食べ比べてみました。皆さんはどちらが好きですか?

もう一つ、フィンガーライムのことです。この柑橘は我が家で初めてなったのでいつ熟するのかよくわかりません。木から取って来ては次々と試食しています。今日はお魚と合わせて食べてみました。確かに合いますね。

最後に、蝶の飼育のお話です。10月の半ばに北から南下してきたアサギマダラが我が家の庭にあるキジョランに卵を産んでゆきました。その卵を取って飼育室で飼っているのですが、順調に生育して今日蛹になりました。この調子だと年内に羽化して、お母さんの後を追って南へ飛んで行けるかもしれません。

 


柿の比較 富有柿と平核無

左のやや四角い柿が平核無です。右のやや丸いのが富有柿です。

 

富有柿

 

平核無

名前にあるように種はありませんが、元来渋柿なのです。お店に出てくるときには渋抜きしてあります。

 

比べてみると

左が平核無で右が富有柿

まず富有柿を食べてみます。

肉質が固くてしっかりした歯ごたえです。もちろん甘いです。

 

平核無です。

いただいて日数が経っているせいか、とても柔らかくジューシーでとろけるようでした。

人によっては好みが分かれるでしょうね。

 


フィンガーライム

ピンク系ですがまだ未成熟でしょうか。

中の粒々を押し出したところです。種が混じっています。

種を取り除きました。

 

種はすべて鉢に撒いておきました。

どんな子供が生まれるのか楽しみです。

 


アサギマダラとスジグロカバマダラの幼虫

朝起きた時には前蛹でしたが、午後には蛹に変わっていました。

午後

 

 

スジグロカバマダラ

脱皮して3齢になりました。