曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

また フィンガーライム

2017年11月03日 | 日記

今日の花

今日は文化の日  町の文化センターでは恒例の分化の日に因んだ催しがあり、ホールには丹精込めて作られた菊の花が飾られていました。私も昔このような菊作りに凝ったことがあり懐かしく眺めました。このような菊作りはとても手のかかることで普通お年寄りのやることのように思われるかもしれませんが、私が菊作りにハマったのは小学5~6年生のころだったと思います。

 


 昨日みかんのことを話しましたが、最近私がフィンガーライムと言う珍しい柑橘を栽培していて、その実のことがすごく面白いので今日はご紹介いたします。

お料理に詳しい方か、柑橘の専門家の方でないとこのフィンガーライムのことはご存じないと思いますが、このフィンガーライムと言うのは柑橘の中でもフルーツとしてそのまま食べるものではなくて料理などに使う香酸柑橘の一つと考えてください。もともとオーストラリアに自生していた柑橘の一種ですが、そのままでは食べられないので、現地の人はジャムにしていたのだそうです。それを近年オーストラリアで料理に使うようになって話題になり、ヨーロッパでもアメリカでも一部のレストランで使われるようになって注目を浴びるようになりました。日本には4,5年前に輸入されて一部で話題になっていたようです。私がフィンガーライムについて知ったのはそのころで、3年前に苗を購入し植え付けをしました。昨年小さな木に花は着きましたが実を着けることはありませんでした。三年目の今年こそはと期待していたのですがようやく60個くらい実を着けました。私もフィンガーライムの実物を見るのは初めてのことですので、いつ収穫したらよいのかどのようにして食べたらよいのか全く分かりません。ネットで調べると、洋風料理などに加えたり魚介料理に使ったりと高級レストランなどで使われているらしく、私たちが普段食べる家庭料理にはまだ登場していないようです。まだ始まったばかりなので生産量は少なく、希少性の高い果物としてかなり高い値段で取引がされているらしいのですが生産者の強みで、いろいろな使い方を試しています。今日は私の朝食の時にトーストの上に載せて食べてみました。オーストラリアではジャムにしていたということですからパンにも合うかもしれないと思ったのです。フィンガーライムの実自身はかなり酸っぱいものですから少し甘いものと合わせる必要があります。甘いクリームの様なものがあればと考えましたが、そんなものはいつもあるわけではありませんので、トーストにバターを塗ってその上にフィンガーライムの粒粒を散らして更にお砂糖を少しパラパラとふって食べてみました。面白い味と食感でした。もうひとつは、トーストにチョコレートクリームを塗ってフィンガーライムの粒々を同じように載せて食べました。微妙な味ですが悪くはないと感じました。これからいろんな料理に合わせて使ってみたいと思っています。

 


フィンガーライム (ピンク種)

見た目には宝石のようにも見えます。きれいでしょう。

 

トーストにのせて食べました

チョコレートクリームの上に

 

バターとシュガーで

 

 

粒々は朝日にきらめいて光っています。

 

フィンガーライムの木に実がなっているところ

ピンク種

 

グリーン種

 

飲み物に入れるという使い方もあるそうです。スパーリングワインに合うとか言われていますが、まだ試していません。もっと庶民的な焼酎と一緒も良いかもしれません。

きっとアイスクリームとかジェラードにもいいと思います。お寿司の上にのせるというのもありでしょう。もうすぐ牡蠣のシーズンになりますがこれにもいいと思います。

日本人は普段の生活の中でスダチ・カボス・酢橙・レモンなどの香酸柑橘の使い方には慣れているので、フィンガーライムという新しい柑橘にもすぐに慣れて上手に使うようになるのではないでしょうか。

 


今日は分化の日です。

 私の入っているコーラスグループも今日は発表の日です。会場の文化センターへ着いた時にはさすが秋ですね日は西に傾いていました。私が中学生だった時から生えていたメタセコイアの木が当時と同じようにそびえ、西日を浴びてそびえていました。そしてコーラスの発表が終わって駐車場に戻ると日は暮れてわずかに残る夕焼けにメタセコイアはシルエットとなっていました。歌の方は練習不足がたたっていい声が出ませんでした。

 

 

 

 

会員の多くはうん十年前PTAのママさんコーラスとして出発したメンバーですがみんないい年になりました。もちろん若いメンバーもいますよ。ヨハンシュトラウスの青き美しきドナウを歌っています。