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曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

王女様と三郎がめでたく結ばれました

2015年06月24日 | 日記

今日の花

墨田の花火という品種です。王女様の結婚を祝って咲いています。

 


 昨日の続きになります。3時半に出かけなければならない私にとってとてもラッキーでした。3時24分玄関まで出たところで窓越しにオオムラサキの飼育ネットを見るとなんだかみんなの動きが激しいのです。そのまま家の中から窓越しにカメラを向けました。蝶までの間に窓ガラスとネットがあるのですがもう外へ出る暇はありません。シャッターを押しながら動きを見ていると三郎がうまく王女様の真後ろに付いて追いかけている所でした。王女様はどんどん前の方へ進みますがついてくる三郎の邪魔はしません。やがて王女様が止まるとすかさず三郎はお尻をよじって王女様の方へ向けて伸ばして行きます。ここで雌が拒めばくるりと向きを変えるのですがそのまま動きませんでした。次の瞬間交尾が成立しました。大紫城では祝砲が鳴り響きお祝いの花火が空に炸裂しました。王様はこの日を待っていたのですがこんなに早くやって来るとは思いませんでした。もう5分早く家を出ていたら交尾に至る過程を見ることはできませんでした。いろんな瞬間を見逃すことの多い私としてはとてもラッキーでした。

夕方交尾の終わった後も選ばれなかった太郎と次郎は必死で王女様の周りを飛び回りましたがもう王女様は相手してくれませんでした。特に太郎はお尻の先端にある交接器をいっぱいに開いて迫りましたが拒まれました。少しかわいそうではありましたが仕方ありません。大任を果たした三郎はエノキの葉陰にとまってじっとしていました。お疲れ様でした。

雌の卵はまだ成熟していませんのですぐに受精するわけではないそうです。卵が成熟して産卵を始めたときに体の中に貯められた精子と一緒になって初めて受精するのだそうです。メスが二度交尾するとあとの雄の精子と受精が行われるということです。トンボもそうですね。

 


オオムラサキの交尾

三郎が王女様の後を追います。

 

太郎と次郎も周りを飛び回ります。

天井に上がった王女様に三郎は真後ろからついてゆきます。

王女様が立ち止った瞬間三郎はお尻を差し込みました。

王女様は三郎を受け入れました。交尾成立です。

手前で飛んでいるのは次郎で、後の方にいるのが太郎です。

普通オオムラサキの交尾は4~5時間が多いそうです。

 

5時過ぎて家に帰ってきました。まだ交尾は続いています。

 

6時過ぎて再度見に行くともう交尾は終っていました。交尾時間がやや短かったようです。太郎と次郎はまだ盛んにメスに近づこうとしています。

太郎は交接器を開いて雌に迫っていました。

交尾のすんだ三郎はじっとしています。

 

太郎と次郎が王女様に迫りますが拒まれています。こちら側を向いていますがこれは拒否のサインです。三郎の時は後ろに従えていましたのでこれはOKのサインです。

 

邪魔をしないように遠距離(家の中から)から撮ったので画像はよくありませんがいいタイミングで写真が撮れました。