曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

晩秋の蝶 そして 晩秋のカバマダラ

2013年11月24日 | 日記

今日の花

遠目に見てコスモスかなと思って近づいたのですが何の花でしょう。5弁の花、6弁の花、7弁の花とても不規則な咲き方です。

 


 しばらくこのブログをお休みしていました。今月の10日頃珍しく風邪をひきまして夜更かしを自重していたのです。この時期はみかんの仕事が忙しくてゆっくり休むことができないため風邪と言ってもずっと普通の生活を続けていました。健康を損ねるとやはり気力が低下しますね。それに、カミさんからは「ブログなんかやってる場合じゃないでしょ」とくぎを刺されていたことも事実です。 1週間休むとブログのない生活に慣れてきて正月まで休もうかと考えたりしていたのですが写真の整理をしているとブログ熱がわいてきて作り始めてしまいました。私のブログは蝶のブログなのに長いこと蝶の記事がないのも気になっていました。とりあえず家の周りの蝶たちを撮って来てネタを作ろうと思いカバマダラの現状を中心に写真を集めてきました。

しかし、健康な時には健康のありがたみをあまり感じませんが一旦体調を崩すとそのありがたみがよくわかるものです。初日にはのどが痛くて辛かったのです。次の日には鼻水が止まらなくて仕事をしながらもティシュが離せないのです。3日目には咳が出始めて度々咳き込むのは結構つらいですよね。そんな状態が数日続いてよくなるかと思えば顎の奥の方が痛むのです。歯へ来たのかなと思っていると痛みはもう少し上の方のようなのです。これは中耳炎かも知れないなと気付いたのですが耳鼻科へ行くのも大儀なことです。仕事は詰まっているし病院で何時間もつぶすのは嫌だしとりあえず何とかしようと家にある抗生剤か抗菌剤を飲んで様子を見ることにしました。ある抗菌剤を3日飲んでみたのですが2日目に痛みも消えたのでこれでよしと言うことにしました。今はほとんど健康な時の状態に戻っています。健康な時というのは何も感じないのでどういう状態を健康と言うのか考えにくいですね。五体満足に動いて機能していて痛みはなく気力が十分にあり精神的にも安定しているような状態でしょうか。まあ、よくわかりませんが久しぶりで蝶のブログが書けました。 

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

「椿姫 (La traviata)」 より 
 ジェルモン「プロヴァンスの海と陸」    堀内康雄

 

 

 

皆さんは失恋というものを経験したことがありますか? 一度もないという幸せな方もいるかもしれませんが片手では足りないと言われる方もいることでしょう。その時の辛さはいろいろでしょうが直前の恋への幸福感が大きかった時ほど落ち込みも激しいですよね。わたしもどうやってその傷をいやしたかもう忘れましたが故郷はどんな時でもやさしく包んでくれるところですね。南フランスのプロバンスは良いところだそうです。一度行ってみたいと思っている場所ですが未だ行ったことはありません。

 


晩秋の蝶

11月にもなると蝶の種類も数もとても少なくなってきます。家のまわりでみられる蝶を撮ってみました。

 

ヤマトシジミ  日当たりのよい庭や畑で良く見かけるのはほとんどこの蝶です。

 

ヒメアカタテハ  成虫越冬ですが真冬には見かけません。

 

チャバネセセリ  晩秋になるとイチモンジセセリよりよく見かけます。

 

モンシロチョウ  もう少しで見られなくなります。新しい個体が春に出てくるのは早いです。

 

キタキチョウ  成虫で越冬しますので真冬でも暖かい日には姿を現します。

 

ウラナミシジミ  1月までは見られますが越冬はやはり難しいようです。

 

ヤクシマルリシジミ  ルリシジミは早く姿を消しますがヤクシマルリシジミは遅くまで見ることができます。

 

べニシジミ  12月から春までの間よく探せばどこかで成虫を見つけることができます。

 

その他今日見かけた蝶は、ウラギンシジミ・ムラサキシジミ・ルリタテハなどです。 

 


 

晩秋になってもまだ繁殖を繰り返すカバマダラ

 今年7月にやって来た迷蝶のカバマダラは11月になって数は少なくなったものの家の周りで卵・幼虫・蛹・成虫とすべての発育ステージが見られます。またどの段階でも天敵にやられるケースも多く生存率はかなり低いようです。夏場は見なかったのですが最近の蛹はヤドリバエに感染しているものが多く蛹のまま死んでいるものがよく見られます。夏の間は卵から成虫になるのに25日から30日でしたがここの所気温がかなり低くなったためか幼虫の成長が遅くなっています。蛹化から羽化までの日数も夏は10日前後なのに今は2週間以上かかっています。いま、私の飼育室には初齢から4齢までの幼虫がいますがアサギマダラのようにごく小さい幼虫の姿で冬をこさせることはできないかを実験してみようと思っています。それでできるだけ遅い時期の幼虫を探して集めています。


ヤドリバエに食われた蛹

カバマダラの蛹から出てきたヤドリバエの蛹

健全な蛹

 

カバマダラ幼虫 

2齢幼虫

3齢幼虫

終齢幼虫

 

カバマダラ成虫

新鮮な個体 ♀

きれいな♀

これも新鮮な ♂

 

その他

クロマダラソテツシジミは最近見かけなくなりました。飼育中のクロツバメシジミの蛹はもう羽化しないのかもしれません。アサギマダラの若齢幼虫はどんどん数が減ってきました。ツマグロキチョウは今年は見つかりませんでした。11月の14日に黒いアゲハがまだいるのを見かけました。たぶんモンキアゲハでしょう。