解説: 『21グラム』や『バベル』などの脚本家として知られるギジェルモ・アリアガが、
監督として長編デビューを飾った壮大な愛の物語。
愛を渇望する悲しい宿命を背負いながらも、一筋の光に導かれる3世代の女性たちの
生き様を真摯に描く。ミステリアスな主人公とその母親を演じるのは、
シャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガー。
このオスカー女優二人が肉体をさらけ出し、ひたむきに熱演する女性たちの
魂の叫びやその悲しみに圧倒される。
シネマトゥデイ
あらすじ: シルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、ポートランドの海辺に
たたずむ高級レストランのマネージャーとして働いている。
仕事場では有能な彼女だが、プライベートでは行きずりの相手との情事を繰り返していた。
そんなある日、彼女の前にカルロス(ホセ・マリア・ヤスピク)というメキシコ人男性と、
12歳の少女マリア(テッサ・イア)が現れ……。
これはなかなか良かった。
シャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーの2大女優の競演は見ごたえ抜群でした。
特にシャリーズ・セロンは今まで見た中でも1,2を争う美しさだった気がします。
演技も素晴らしく良くて圧巻の演技だったと思います。
これは彼女の代表作となるんじゃないでしょうか。
「21グラム」や「バベル」で罪を犯した者や、心に深い傷を持った者たちの
苦悩や再生していく様を描いてきたギジェルモの監督第1作にして快心の1作。
過去と現在が交差する描き方で、最初ちょっと戸惑ったけど、慣れると全然問題なく
見れます。
一筋の希望の光を感じるラストに、すごく心地よさを感じました。
シャリーズファンやギジェルモのファンなら必見、「21グラム」や「バベル」を見て
ギジェルモ作品を敬遠しがちな人もこれは大丈夫だと思います。