羽子板

　昨日生まれた3人目の孫娘のために、羽子板飾りが買ってある｡



　本当は娘の家に送りたかったのだが、狭くて置くところがない、と拒否されてしまい、仕方なく我が家で預かることになった。
　ただただ孫の健やかな成長を祈る気持ちから出たことなのに、拒否されてしまったのは残念至極ではあったが、娘の事情も考慮に入れなくてはいけないし、私たちジジ・ババの気持ちを押し付けるのもよくないだろうから、気持ちをグッと押し殺して娘の言う通りにした。お陰で、床の間だけが一足早くお正月気分。

　まだ名前がついていないので、なんと呼べばいいのか戸惑ってしまうが、新しい孫娘は予定日過ぎても一向に生まれる気配がなかったため、ちょっと心配し始めた矢先に無事産まれてくれたので、本当に嬉しかった。
　妻は一刻も早く会いに行きたそうだけど、娘から一段落するまで来ないでと言われてしまったので、年明け早々に行くことにした。またまた娘の意向を尊重したわけだが、なんだかこちらが一歩引かねばならないことが多くて釈然としないけれど、まあ、それも時代の流れと諦めて、娘から邪険にされないよう、これからも心遣いを欠かさぬようにしなければならないんだろうなあ、面倒臭いけど・・。