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まっ黄々!!

 お稲荷さんに行った帰り、祖父江町の銀杏が綺麗だという話を聞きつけた妻の意向で、銀杏を愛でることにした。
 今までも、お稲荷さんの帰り道に祖父江町を通ったことは何度かあったが、銀杏の季節ではなかったようで、銀杏が綺麗だなどとはまるで知らなかった。そのため、さほど期待してはいなかったが、実際に行ってみてビックリ、こんなすごい銀杏を見たのは初めてだった。

 
 
 

 
 
 町で開かれていた「銀杏祭り」は先月末で終わってしまったようだが、この銀杏を見る限り、ピークはまだまだ続きそうだ。これだけ見ていたら、そんなに大したことがないようにも思えるが、驚くのは、これくらいの「銀杏畑」が至る所にあるということだ。町中が黄色く輝いていると言っても過言ではない。

 
 


 しかし、銀杏がこんなに黄色くなるということは、冬が近づいている何よりの証拠でもある。高村光太郎の詩。

   「冬が来た」 
   きっぱりと冬が来た
   八つ手の白い花も消え
   公孫樹の木も箒になった

   きりきりともみ込むような冬が来た
   人にいやがられる冬
   草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

   冬よ
   僕に来い、僕に来い
   僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

   しみ透れ、つきぬけ
   火事を出せ、雪で埋めろ
   刃物のような冬が来た


「公孫樹」というのは「銀杏」のこと。だけど、寒いのはイヤだなあ・・。
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