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17kg

 少し遅くなってしまったが、秋田犬・太郎の2回目の予防接種に行った。

 まずは、体重測定。大きく重くなったのは毎日感じることだが、実際にどれだけ大きくなったものか、数字化されると実感がわく。「よいしょ」と抱え上げて診察台に乗せると自動的に体重が測れるようになっている。
「17kg」
獣医の声に少なからず驚いた。
「1か月で10kg増えるっているのは、さすが大型犬の特徴ですね」
確かによく食べる。弁慶の住処だったところに移してからは、ドッグフードと残りご飯を半々ぐらいにしてやっているのだが、1日2回どんぶり山盛りの餌をペロッと平らげてしまう。10kgくらい増えても何も驚かないが、これでもまだ弁慶の半分以下、まだまだ大きくなるんだなあ、とちょっとばかり呆れてしまう。

「予防接種は4種と5種と7種があるんですけど、何種にされます?」
と言われても、素人の私たちに分かるはずもない。
「料金はみな同じなんですけど、アレルギーの関係があって・・。お宅のように近くに川が流れているような環境では、ネズミなどの糞に触れることもあるかもしれないので7種をお勧めしますが・・」
「じゃあ、おっしゃる通りに7種で」

 注射はあっという間に終わってしまったが、
「お腹のヘルニアはどうなっていますか?」
と獣医が太郎のお腹を調べた。最初の予防接種に連れてきたときに、お腹にヘルニア状の少し大きめの出っ張りがあるのを獣医が指摘したのを思い出した。ブリーダーのへその緒の切り方がまずいとこうなることがよくあるとかで、ひっ込まないようだと手術したほうがいいと言われていた。
「う~~ん、大きいですね。このままだと、最悪ここから腸が出てきてしまうこともありますから、やっぱり手術をした方がいいですね」
「はあ・・」
まさかそんなことにはならないだろうと、楽観的な私は思ってしまうが、獣医としてはあらゆる場合を想定して、後から困らないようにアドバイスしてくれているのだろう。
「また様子を見ながら」
と曖昧な返事を私がすると、
「そうですね」
と獣医も同意してくれた。

 その後で、フィラリア予防の薬を来月から毎月取りに来るように言われた。
「これからも体重の増加が大きいでしょうから、毎月飲ませる量を調節しなけらばならないですから」
と理由を説明してくれたが、なかなか手間のかかる話である。しかし、フィラリアだけにはかからせたくないから、面倒がらずに通わねばならないだろう。

 しかし、17kgでこれだけ重いのだから、もっと大きくなったらもっともっと大変になるだろうなあ、と弁慶のときに十分慣れていたはずなのに、そんなことを思ってしまうのだから、私って一体何だろう・・。

 

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