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こんな元旦も・・

 大晦日、午前中に塾生の何人かに手伝ってもらって教室の掃除に頑張り過ぎたのかいけなかったのか、午後になって自分ひとりで事務室と自分の部屋の掃除をしながらビールをぐいぐい飲んだのが災いしたのか、それとも、さんざん飲んだ挙句に初詣に行った神社でお神酒を2杯も欲張って飲んだのが致命的だったのか、元日の朝目が覚めたのは11時近かった。びっくりしてベッドから起きようとしたのだが、妙に体がだるく節々が痛い。「元旦早々、参ったなあ・・」と思いながらも階段を下りていって、家族と一緒に遅い雑煮を食べた。その後はもうひたすら体がだるくて、何もする気が起こらず、じっとTVの前に寝転んで、3時近くまで駅伝やらお笑いやら「伴大納言絵巻」の秘密やら、種々雑多な番組をあれこれチャンネルを変えながら、ボーっとしながら見ていた。それはそれで楽しい時間だったが、いつまでもこのままじゃさすがにまずいだろうと、大晦日に風邪気味の妻のために買ってきた、通常のユンケルよりも高級な「ユンケルファンテ」2本のうちの残りを飲んでみた。さすがに3倍の値段がするだけあって、30分ほどしたら元気が回復してきた。我ながら単純な体だなと思っていたら、なんだか無性に甘い物が食べたくなった。
 娘と息子は友達に会いに出かけていたから、妻と二人でデニーズまで行った。私は季節限定のりんごサンデーを食べたらおなかいっぱいになってしまったが、食べ終わった瞬間、年末に従兄の娘が出産していたのを思い出した。元日くらいしか時間がないから、本屋で絵本を買ってお見舞いに行くことにした。松谷みよ子の「いないいないばあ」など5冊選んで持っていったのだが、とても喜んでくれた。生まれたのは女の子で、「寧々(ねね)」ちゃんと生まれる前から決めていた通りに命名したそうだ。古典的だが今風でもある可愛いらしい名前だと思ったが、一昨年急に亡くなった従兄が健在だったら、どんなにか喜んだことだろうと思ったら、せつなくて胸が熱くなった・・。だが、新しい命は素晴らしい。頭や足を触らせてもらったが、すべすべして生命の息吹が私にまで伝わってくるような気がした。一年の始まりの日に新しい命に触れられたのは幸先がいいように思った。
 帰宅すると子供たちはもう帰っていた。夕食を皆で食べた後はまたTVを見た。かくし芸やら大食いやら筋肉番付やら、まったくご苦労なことだが、さすがにこのまま元日を無為に過ごすのも勿体無いと思い直して、9時過ぎから「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」のDVDを見た。家族全員に一緒に見ないかと誘ってみたのだが、誰も同意してくれなかったので、仕方なしにひとりビール片手に見ることにした。酔っぱらっているのと記憶力の衰えのせいで、2作目までの話の流れをつかむのにかなりの時間がかかった。だが、ここまで話を複雑にする必要があるのだろうか、娯楽作品なんだからもうちょっと単純に楽しめる内容にすればいいのに、と己の理解力の無さを棚に上げながら、ブツブツ呟いていた。それでも、さすがに映像には迫力があって、そんな不満をかき消すだけの力はあったが、やっぱり1・2作目と比べると面白さはかなり減っているように感じた。しかも長い、終わったらもう12時近かった。これで元旦も終わりかと思ったら、ちょっと悲しくなったが、こんな元旦もたまにはいいかなと思わないでもなかった。
 
 それにしても新年早々見たくもない物を見てしまったのだけはどうしても書き留めておきたい。これだ。


 初詣に行った神社の境内に出ていた屋台で売られたいた焼き鳥。息子が食べたいといって買った時に見つけた「すずめ」、なんともグロテスクなのに、一串500円もする。一緒に行った私の父は「そんなものひよこに決まってる」と言ったが、果たしてどうなんだろう。私はただただ気持ちが悪くて、それでも写真にとってしまった。新年早々一番ヒンシュク者なのは私だったりして・・。



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