議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

“新”セミナーコンテンツ

2009年12月14日 05時24分45秒 | ウィークリー・トピックス
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 今年の漢字は「新」だそうですが、今年は新しいタイプのセミナーを少し多めに実施しました。

■先週ある企業で実施したのは、、、

①廃棄物管理の課題解決ワーク
 今年の春に「廃棄物管理のリスクをピックアップし、その改善計画を立てていただく」というセミナーをやったのですが、その続きとして、結果の報告と計画の再設定と発表をしていただきました。
 結果、遵法体制の強化やコストダウン、リサイクル推進、安全面での改善などが成果として報告されました。なによりも、コストダウンが数字として現れるのがインパクトあります。事業所が個別で取り組むのと違い、情報共有による改善例の水平展開、一体感の醸成によりやる気(強制力)がアップ、それと何より、講師による効果的なファシリテートが効果を発揮したようです。

②関係自治体の条例チェック
 各事業所の排出元、搬出(処理)先の自治体を把握し、それぞれの県条例をチェックしました。事前にこちらで条例をピックアップしておき、参加者で手分けして作業しました。作業の前に、よくある排出事業者向けの規定をいくつか例示して、それらがないかどうかを記入用のシートに書き込んでいただきました。
 本社の方が全社の条例を全部チェックするというのもよいのですが、それは各事業所の問題でもありますので、事業所のみんなで手分けすべきでしょう。この作業は、1箇所に集まらなくてもできますが、遠隔操作で「やってね」といったのでは意図が伝わりにくいことがありますし、質問もしにくいでしょう。何より作業がいい加減になりそうです。。。もし何らかの会議で集まる機会があるのであれば、こんな共同作業の時間を2時間弱でも入れることが出来ると、参加者の意識喚起にもつながります。

■不法投棄発生時の対応方法
 さて今週は18日(金)に行政対策スキルアップセミナーの第2回があります。前回に加えて、不法投棄発生時の対応方法についてのワークを組み入れています。排出事業者が直面するであろうシーンを設定し、それぞれのシーンですべきことが何かを考えて、ディスカッションするというものです。
 上記①も②も、やろうと思えば各企業が独自で実施できます。一方のこのワークは、必ずしも正解があるものではありませんが、ノウハウや知識があってこそのコンテンツです。今週は無理でも、行政対策セミナーは来年も継続するつもりですので、興味のある方は是非ご参加ください。

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