議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

日経エコロジーの読者評価

2009年06月01日 05時37分52秒 | 日経エコロジー
 日経BPさんは、毎月読者にアンケートを取って、どの記事がよかったかを調査されています。その調査によると、日経エコロジーの「廃棄物処理法Q&A」でここ1年で役に立った度合いが高かったものは、以下の3回だそうです。

 08年7月号「排出事業者は誰か①使用済み製品の下取り」
 09年3月号「処理委託先のチェック③現地確認をする際の注意点は?」
 09年5月号「処理委託先のチェック④現場を見る際の注意点は(下)」

 やはり、排出事業者が誰かを問うテーマは人気が高いようです。この下取りの記事に反した内容の文書を先日ご紹介したばかりですが。。。
 そういえば、先週は4日連続でセミナーでしたが、頂いたご質問の半分近くがこのテーマに関するものでした。今行われている改正論議で、「建設廃棄物の排出者責任の所在を明確化すべし」という問題が挙げられているとおり、皆さん本当に悩まれています。

 そしてこれは狙い通りでしたが、「処理委託先のチェック」シリーズは評判が高かったようです。実は「処理委託先のチェック」は4回シリーズの予定だったのですが、書き始めたら終わらず、結局5回になってしまったものです。書く側としても色々と物申したいところが多かった、ということですね。もちろん、これでも語りつくしてはいませんが。

■これからは・・・
 現地確認はこのように人気の高い分野でもありますが、これまでは排出事業者を主な対象として支援してきました。しかし、これからは処理業者さんを対象にした現地確認対応やコンプライアンス支援も強化していきたいと考えています。コンセプトは「排出事業者に信頼され、選ばれるためにどうすべきか」です。廃棄物の適正処理・リサイクルを実施するのは処理業者なんですから、本来ここが最も重要と言うべきなのでしょうね。
コメント
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